古寺巡礼日記

有名無名な古寺・名刹めぐりの貴重なる記録

犬山市「興禅寺」・朝の風景

2013-05-18 16:05:25 | 日記

過日、所用で出掛けた愛知県犬山市羽黒で、時間調整の為に、過去数回訪れたことのある「興禅寺」
に再び立ち寄りしました。
朝の境内は静かで、参拝後の散策は誠に清々しく、時を忘れ、心和ませてくれるものがありました。
今回は、この犬山市羽黒にある「興禅寺」について記録します。


         

         

            

         < 妙国山 興禅寺 / 上・本堂とヒトツバタゴ、 中・庭園のシャクヤク
                       / 下左・山門、 下右・やどり木の椿           >

興禅寺は平安時代の承安4年(1174)、梶原景時によって真言宗光善寺として創建されたのが始ま
りとされ、室町時代の文明11年(1476)、梶原景綱によって臨済宗妙心寺派興禅寺と改めて再興さ
れました。本尊は釈迦如来。
この寺は四季を通じ多くの種類の花が咲き、風媒社出版の「東海・花の寺めぐり」にも紹介されている
ほど、花と縁の深い寺院です。春は薄墨桜と染井吉野、そして椿が競演する境内は華やかさに満ちる
ほか、ヒトツバタゴ、あやめ、シャクヤクなど、四季折々の花が楽しませてくれます。
また東門前には、桜の木に椿がやどり木として根付くさまは、なかなか風情があり魅力的です。