日本には多くの渓流、渓谷があり
観光客の訪れる名所は数多い、
都市部に近くて有名な渓谷の
幾つかの名をあげると
北海道は札幌の近郊に位置する
温泉地としても名高い
定山渓(じょうざんけい)、
東北地方では岩手県一関市にある
猊鼻渓(げいびけい)、
中部地方では愛知県豊田市足助町にある
香嵐渓(こうらんけい)、
中国地方では瀬戸内海の小豆島にある
寒霞渓(かんかけい)、
九州では何と言っても江戸後期の
思想家、歴史家として名高い
頼山陽の命名だと言う
耶馬渓(やばけい)は
大分県中津市の山間に位置する、
そんな中でも美の中の美を誇る
一番の渓谷美だと言われているのが
関東地方の代表
山梨県甲府市郊外にある 昇仙峡(しょうせんきょう)、
この昇仙峡を初めて訪れた、
自宅からは距離にして150キロ程、
2時間半ほどだ、
甲府近郊は通過はするけど観光は
どういう訳かあまりしない、
そんな事で縁がなかった、
訪れたのは御岳昇仙峡と言う名所、
確かにすごい !
美しい景観が纏まっている、
水しぶきを上げて流れる清流も
岩肌をむき出しに天を突いてそそり立つ
岩峰の数々が一枚の風景の中に納まって
見る者を圧倒する、
渓谷入り口の階段を下って
最初に目にするのが仙娥滝(せんがたき)、
落差30メートルの
大岩を削って流れ落ちる迫力は
観光客の目をくぎ付けにするに充分だ、
何よりも食堂兼みやげもの屋さんの駐車場に
車を停めて歩いて数分でこんな風景が
見られると言うのは高齢者にとってありがたい、
近くのロープウエイを利用すれば
展望台もあり運が良ければ富士山を
見ることが出来ると言う事だったが
曇っていたので上がるのはやめた。