我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

昇仙峡

2024-09-15 10:33:05 | 日記

日本には多くの渓流、渓谷があり

観光客の訪れる名所は数多い、

都市部に近くて有名な渓谷の

幾つかの名をあげると

北海道は札幌の近郊に位置する

温泉地としても名高い 

定山渓(じょうざんけい)、

東北地方では岩手県一関市にある

猊鼻渓(げいびけい)、

中部地方では愛知県豊田市足助町にある

香嵐渓(こうらんけい)、

中国地方では瀬戸内海の小豆島にある

寒霞渓(かんかけい)、

九州では何と言っても江戸後期の

思想家、歴史家として名高い

頼山陽の命名だと言う

耶馬渓(やばけい)は

大分県中津市の山間に位置する、

そんな中でも美の中の美を誇る

一番の渓谷美だと言われているのが

関東地方の代表

山梨県甲府市郊外にある 昇仙峡(しょうせんきょう)、

この昇仙峡を初めて訪れた、

自宅からは距離にして150キロ程、

2時間半ほどだ、

甲府近郊は通過はするけど観光は

どういう訳かあまりしない、

そんな事で縁がなかった、

訪れたのは御岳昇仙峡と言う名所、

確かにすごい !

美しい景観が纏まっている、

水しぶきを上げて流れる清流も

岩肌をむき出しに天を突いてそそり立つ

岩峰の数々が一枚の風景の中に納まって

見る者を圧倒する、

渓谷入り口の階段を下って

最初に目にするのが仙娥滝(せんがたき)、

落差30メートルの

大岩を削って流れ落ちる迫力は

観光客の目をくぎ付けにするに充分だ、

何よりも食堂兼みやげもの屋さんの駐車場に

車を停めて歩いて数分でこんな風景が

見られると言うのは高齢者にとってありがたい、

近くのロープウエイを利用すれば

展望台もあり運が良ければ富士山を

見ることが出来ると言う事だったが

曇っていたので上がるのはやめた。


ポーチュラカの花

2024-09-14 11:27:53 | 日記
同級生のライングループに

ひとりがポーチュラカの花をアップした、

それを見て過去に作った歌(短歌)を思い出し

投稿した、

ーーポーチュラカの花の花を見て

嘗てこんな歌を作ったことを思い出した、

恥を忍んで披露させてもらう、


❝諍(いさか)いて
 出かけしままに
  夕暮れて
   買いたる花よ
    ポーチュラカは❞


自分の歌を解説するなんて野暮な事なので

それは控えよう、

読み手の思いのままによめばいい。


雲取山

2024-09-13 10:14:52 | 旅行及びドライブ
昨年に続いて2回目のブドウ狩り、

山梨県牧丘町はわが高崎市からは秩父市を経由して

標高2,000メートルほどの山並みを貫く

雁坂トンネルを通っていく、

トヨタの7人乗りハイエースに乗り合わせるのは

カラオケ仲間で顔馴染みの6人のメンバー、

9時に出発して3時間ほどのドライブだ、

旧知の間柄故に車中はかまびすしい、

秩父を通る車中で

秩父郊外の山間出身のN女史が

こんな話を披露した、

小学校4年生のころ

担任の男の先生が

❝今度の日曜日に雲取山と言う山に登山に行く、

この山では雲が取れるから雲取山と言うんだそうだ、

みんなにお土産に雲を持ってくるから

あした袋を持ってくるように❞と言ったと言う、

7,8人の子供たちは

翌日目を輝かせながら

先生に袋を預けたそうな、

話の結膜は

雲の代わりにヤマブドウの房が入った

袋を子供たちに渡しながら

❝雲も一緒に入れたんだけど

雲はやっぱり山の上でないと

消えてしまうようだ❞

と言ったと言う、

それにしても子供たちに夢を持たせる

話のつくり

途中に山ブドウのあることを

知ってて言ったのであろうかこの先生、

であれば相当の山のベテランに違いない、

60年以上も前の話である。


(注)
雲取山は東京都の最高峰(2017M)でありながら
秩父市に近く市内の三峰神社からも登れる。
                                               三峰神社奥宮から雲取山方面を望む




ブービーメーカー

2024-09-10 03:31:06 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ
9月8日(日曜日)

9月とは言え残暑は厳い、

そんな中で開かれた定例のゴルフコンペ、

第26回  AFC 会 ゴルフコンペ

参加:12名 は8時36分

4名編成で3組の1組目でスタートした、

数日前から左ひざに痛みを抱えてはいたが

多少和らいでいたので参加を決めた、

だが実際に歩き始めると

足を引きずるような歩行しかできなかった、

車のエアコンで関節を冷やしたのが

原因と思われる、

それでもスイングにはそれほど影響は

無いと思ったがやはりつらい、

出かける前の高崎地方の天気予報では

最高気温36度と報道していた、

9時現在で30度は越えている

と思われるほど暑かった、

それでもカートに乗って移動中は

風に当たる、

この日は幸い風もあり

木陰で打順を待ってる間にも

吹く風が体の熱をさらって気持ちよかった、

暑いあついとはいえ

もはや真夏の風とは違ってきているのを感じて

嬉しくもなった、

この気持ちよさ 幸せ感は

炎天下で無ければ

味わえない醍醐味なのかもしれない、

だが束の間の幸せ感は現実の暑さに埋没して

残らない一瞬の清涼剤に過ぎない、

2時半頃には競技を終えた、

30分ほど待って成績発表、

なんと最初に名前を呼ばれた、

だいたいこの手の発表は

下位から上位へと移って行く、

最初に名前が出たと言う事は

順位は最下位だ、

何に由来する言葉であるかは知らないが

ゴルフでは最下位よりひとつ上の順位を

ブービーと言う、

最下位はブービーを作る人と言う意味で

ブービーメーカーと呼ぶ、

日本語でいえばビリだ、

それもいいだろう、

こうしてゴルフが出来るだけでも

幸せと思っているのだから。
               明鏡止水(本文とは無関係) 信州御代田町真楽寺下の大沢池

三重塔

2024-09-07 06:25:46 | 日記
信州には歴史のある三重塔は11基あるそうだ、

その内の八基まではフィルムに収めた、

先日(9月4日)九基目の撮影に

カカ様を助手席に乗せて出かけた、

カカ様は出不精、

信州の温泉に行こうと誘ったら

誘いに乗ってきた、

目的の三重塔は御代田町にある

真楽寺三重塔、

県の宝に指定された建造物、

上信自動車道佐久インターを下りて

30分ほど走ったところにある、

真楽寺は里山の麓的な雰囲気の中に

鎮座して本堂の建物が重々しい、

由緒ある寺であるのだろう、

カカ様は本堂に到達する前の

石段の数を見てお参りを諦めた、

石段を上り詰めて正面に講堂(?)が有り

その前でお賽銭箱が手招きしてるかのように

目に飛び込んできた、

例によって100円玉を投じて手を合わせた、

その右手は広場になっていた、

その一番奥に巨木に囲まれて

三重塔は建っていた、

有りがちな雰囲気の中で見る三重塔で

目新しいものはなかった。