西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

半日かけて、色紙さがして徘徊した

2011年09月21日 | 書展の作品製作
昨日は、めちゃくちゃな日だった。

朝一番にグレーの紙をかった上野のA堂に電話を入れた。
あの紙は在庫が無い。
問屋で調べてもらうのに2、3日は係るだろう、とのこと。

えぇ~~それじゃ、間に合わないよ~~~。

昼過ぎには居ても立ってもいられなくなり、
電車に乗って、
吉祥寺のB園に行く。
イイ色気の色画仙紙が10枚入りの袋にはいってあった。
お値段も手ごろ。
「これは~~~」と喜びかけたものの、
お店の人が手触りを試していいとおっしゃるので、
お言葉に甘えて、
透明袋の蓋の両面テープをそっとはがして、
触らせてもらう。

「う~~~っ。これは漉きたて」
バリバリだ。
2,3年後に使うものを買いだめるだけの余裕はない。

たくさん見せてもらい、
バラ売りのものは試し書きまでさせてもらったが、
これはーというものが無く、
何も買わないで帰ると、
今後の対応が悪化しても困るので、
少し濃いめので、墨映りに多少不安があったが、
良く枯れた紫系の中国画宣紙を十枚だけ買った。

それから、恵比寿のC堂さんに出かけた。
老舗の小じんまりした店だが、ネットでの印象がいい。
「10枚前後のパック入りの色画仙紙はよく枯れていてお買い得です」
なんて書いてある。
これは行ってみなければ・・・・
行ってみると、色紙は仮名中心の品ぞろえで、
買いたいものはなかった。
梅の絵柄の半切りを購入。

思ったような買い物はできなかったが、
ここまでは、
家を出た時の予定行動。
恵比寿のSu堂さんの入り口のガラス戸に、
目に入ってしまった情報。

「呉昌碩の書画印の展示」
上野の国立博物館と台東区書道美術館の合同展示。

これは見ないわけにいかないわ

早速、国立博物館に℡。
「6時までです」
まだ、3時、行けそうだ。
ついでに、広小路のA堂さんに行こう。
A堂さんは、朝電話した台東区のお店の小売部なのだ。

A堂は松坂屋さんの並びの古着屋さんのビルの3階にある。
古着屋さんは一枚50円のティシャツが山積みされていて、
程程の人だかりが出来ていた。
こんな商売で、家賃が払えるのかしら、
いらぬ心配をしてしまった。
A堂には、
良く枯れた染め中国画宣が揃っていた。
早い話が売れ残り。
Se堂さんが長い間お店で私のために寝かせていてくれた、というわけ。

その後、上野中央通りをウォーキングがてら、歩いて、国立博物館まで。
着いたのが5時。
ところが、今日は平日だから、4時半に以降入場が出来ないという。

あ~~あ、残念!!
まぁ、「空海」も展示中だから、
呉昌碩は別の日に一緒に見た方がいいなぁ。

それにしても、電話の対応は何だったんだ。
休日は6時までなので、勘違いしたらしい。
傍には私くらい年格好の女性が、
まだ入れると言われて、公園入り口で入場券を買って来たのだという。
凄い勢いで抗議されていた。
「あなたも一緒に共同戦線で頑張って見せてもらいましょう」
と誘われたが、
当方、そこまで元気がなく、
彼女を横目に帰途に就いた。


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