西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

龍(甲骨文字)

2010年03月01日 | 古代文字
龍(甲骨文字)半紙。 殷の時代、 亀の甲羅や獣の骨に傷をつけて書いた文字で、 火で炙った後にできる亀裂の入り方で、 占った、と伝えられる甲骨文字。 漢字の元祖にして、典型的な象形文字だけに、 魅力溢れる字体が多い。 米フツの蜀素帖は自分なりに努力をした、 と思っている。 「書家にして行書を得意としない書家はいない」 と言われるくらい、無くてはならないものらしい。 確かに実用性は高く、 特に私の場 . . . 本文を読む

化成(易経/金文)

2010年02月14日 | 古代文字
化成(易経/金文) 感化されて立派になること。 街外れに「○○化成」という古びた看板があった。 プラスチックを型に入れて固める仕事だを言う。 得体の知れないドロドロの物体を型に入れて 人間の役に立つ品物にするのだから、 意味は確かに通じている。 まさか、中国の占いの経典の言葉だとは夢にも思わなかった。 文字は金文。 古代の青銅の器の表面に書かれている文字。 先生の得意とされる古代文字。 先生 . . . 本文を読む

不能屈

2010年02月06日 | 古代文字
不能屈(孟子) 屈することは出来ない 金文 寒漉き浄皮単宣 山馬筆 開明「金石」 山馬筆は一般には絵筆として使われているよう。 山馬とは山に住む馬の仲間?と思いきや、 さにあらず。 水浴び好きな牛の仲間(偶蹄目)だそうな。 穂は超硬く擦れた線を出す。 返りがイイので扱いやすい。 画を描いていたころから好きな筆で、 何本か持っている。 筆に限ったことではないが、 お店によって、同じ名前でも全然別 . . . 本文を読む