西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

臨壊素「自叙帖」(節臨)壊素家長沙。幼而事佛。経禅之

2011年01月06日 | 臨自叙帖(懐素)
壊素家長沙。幼
而事佛。経禅之
暇。頗好筆翰

壊素の家は長沙にあった。
幼くして仏に仕えた。
お経や座禅の修業の合間に、
筆翰(書道)をすこぶる好んだ。


ご存知、自叙帖の始めのところ。
勢いが付いた中程も好きだけれど、
抑制の効いた始めのところもGoodです。
やっぱり、自叙帖は私の感覚的に100%響いてきます。

見方を変えて、壊素の筆の勢いと抑制の効いた力強さを学んでいる、
と感じながら臨書すれば、
これまた、制作のための糧になるにちがいな~い。

実は1月締め切りの書展に向けて制作中。
月2回のお稽古にしたので、
仕事の暇なこの季節は少し物足りない。
なんと新年17日までお稽古がない。
もちろん、返信用切手を貼り付けた封筒入りで、作品は先生のところに提出しているが、
いったい、いつ戻ってくることやら・・・・・・

そんなこんなで、いつもの如く、また脇道に入り込む。
昨日は余った墨で壊素を臨書。

紙 二層侠宣
筆 コリンスキー
墨 墨運堂「龍雲」
  (最近腕に筋肉が付いたのか、墨汁が重いと感じなくなった)




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