わがまへにもみぢせる山夢のごとただよう雲の触りてゆく山(茂吉うた)
暑くて参っていたわけではないのだが、
少し筆を持つ気になれず、
彷徨っていた。
恰好付けずに白状すると、
介護保険の認定で介護を外れて支援となり、
週に2回のリハビリに減らされ、
そうかといって、することもなく暫く鬱々としていた。
暇があれば書でもやっていればよかろう、と思われそうだが、
鬱々とい . . . 本文を読む
山の雨たちまち晴れて杉の根方に入り日さしたり(茂吉のうた)
半紙に書いたものであるが、上が空きすぎているため、上の余白を折ってみたのが、
タイトル画像。少しバランスが取れたような気がする。
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谷川の音をききつつ分け入れば一あしごとに山あざやけし(茂吉のうた)
春の花の美しさよりも、
初夏の緑の爽やかさの方が
心休まり好きだと思うのは私一人でしょうか。
(紅星牌淨皮単宣を半紙大にきる、龍雲、丁度いい筆がなかったので、羊毛が表面を巻いている銘もない大筆の先だけ卸して使う) . . . 本文を読む
徐三庚は、
私にとって書道の曽祖父にあたる西川寧先生が
熱心に臨書された。
そのためか、とても気になる存在。
横画がS字状である。
横画が太く、縦画が細い。
なと、一見して特色ある形である。
最近、参考書として購読しているG誌に
側筆と中峰のリズムとあった。
きっと、S字状の横画の中にあるにだと理解した。
木管の横画と共通すように思う。
大林堂 一草風月
開明 金石
みなせ 菅公
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