西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

わがまへにもみぢせる山夢のごとただよう雲の触りてゆく山(茂吉うた)

2013年09月20日 | 茂吉のうた
わがまへにもみぢせる山夢のごとただよう雲の触りてゆく山(茂吉うた)   暑くて参っていたわけではないのだが、 少し筆を持つ気になれず、 彷徨っていた。 恰好付けずに白状すると、 介護保険の認定で介護を外れて支援となり、 週に2回のリハビリに減らされ、 そうかといって、することもなく暫く鬱々としていた。 暇があれば書でもやっていればよかろう、と思われそうだが、 鬱々とい . . . 本文を読む

さ夜ふけて草原にあわただし時雨の雨は今か過ぐらし(茂吉のうた)

2013年07月05日 | 茂吉のうた
さ夜ふけて草原にあわただし時雨の雨は今か過ぐらし(茂吉のうた)   少しのびのび書けるようになってきたかしら? 伸び伸び書いたつもりで、少し間が抜けた感じの字がちらほらと・・・・   . . . 本文を読む

山の雨たちまち晴れて杉の根方に入り日さしたり(茂吉のうた)

2013年06月11日 | 茂吉のうた
山の雨たちまち晴れて杉の根方に入り日さしたり(茂吉のうた) 半紙に書いたものであるが、上が空きすぎているため、上の余白を折ってみたのが、 タイトル画像。少しバランスが取れたような気がする。   . . . 本文を読む

谷川の音をききつつ分けいれば一あしごとに山はあざやけし(茂吉のうた)

2013年05月14日 | 茂吉のうた
谷川の音をききつつ分け入れば一あしごとに山あざやけし(茂吉のうた)   春の花の美しさよりも、 初夏の緑の爽やかさの方が 心休まり好きだと思うのは私一人でしょうか。   (紅星牌淨皮単宣を半紙大にきる、龍雲、丁度いい筆がなかったので、羊毛が表面を巻いている銘もない大筆の先だけ卸して使う) . . . 本文を読む

徐三庚「臨郭林宗神道碑」を臨書する

2011年07月30日 | 茂吉のうた
徐三庚は、 私にとって書道の曽祖父にあたる西川寧先生が 熱心に臨書された。 そのためか、とても気になる存在。 横画がS字状である。 横画が太く、縦画が細い。 なと、一見して特色ある形である。 最近、参考書として購読しているG誌に 側筆と中峰のリズムとあった。 きっと、S字状の横画の中にあるにだと理解した。 木管の横画と共通すように思う。 大林堂 一草風月 開明  金石 みなせ 菅公 . . . 本文を読む