【時事(爺)放論】岳道茶房

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反、脱"小沢の流れ加速

2010年06月04日 | ニュース政治
反、脱"小沢の流れ加速も「樽床氏の129票無視できぬ」

 民主党の小沢一郎幹事長(68)が苦境に立たされている。4日の党代表選では小沢包囲網を築かれ、「脱小沢」を明言した菅直人副総理兼財務相(63)に有効投票420票の3分の2を超える291票をさらわれた。しかし、小沢氏に近い樽床伸二衆院議員(50)が、大逆風のなか3ケタを獲得。小沢氏に近いベテラン議員は「小沢グループを軒並み排除すれば、9月に予定されている正規の民主党代表選が大変になる」と警告した。

 小沢氏は4日の代表選で、グレーのスーツに黄色いネクタイ姿で現れ、淡々とした表情で投票に臨んだ。ただ、今回の代表選では、150人規模を誇る最大勢力「小沢グループ」に誤算が続出した。

 小沢氏は菅氏への対抗馬として、田中真紀子元外相(66)に2日午後電話をかけて「出ないか?」と出馬を促した。だが、「私の出る幕じゃない」と断られた。続いて、海江田万里選対委員長代理(61)にも側近議員を通じて打診。代表選前日の3日夕には、原口一博総務相(50)の擁立に動いたが、いずれも固持された。

 最終的に、小沢グループは樽床氏の支持も検討したが、意見集約は難航。結局、3日夜になって「自主投票」に落ち着かざるをえなかった。

 ただ、「闇将軍の小沢氏が簡単に影響力を手放すわけがない」(自民党関係者)との見方は強い。

 民主党関係者は「樽床氏の推薦人に、小沢氏最側近の樋高剛衆院議員と佐藤公治参院議員の名前があり、その樽床氏が100票以上取った。これはそのまま小沢氏直轄の影響力とも取れる。菅氏はこの力を無視できない」と話す。

 また、民主党中堅は「新代表でも参院選の苦戦は変わらない。菅氏の責任論が浮上する可能性もあり、代表任期切れに伴う9月の代表選が勝負どころをみているのでは」と指摘する。

 小沢氏も、次期代表選には積極的に関与する意向を示しているというが、捲土重来はあるのか。

2010.06.04 ZAKZAK


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