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八ツ場ダム、中止前提の方針撤回 国交相

2010年11月06日 | ニュース政治
八ツ場ダム、中止前提の方針撤回 国交相「予断持たず検証」

 八ツ場ダム建設予定地の視察と意見交換を終え、記者団の質問に答える馬淵国交相=6日午後、群馬県長野原町
 馬淵澄夫国土交通相は6日午後、八ツ場ダム(群馬県)の建設について「私が大臣のうちは『中止の方向性』という言葉に言及しない。予断を持たず検証を進める」と述べ、前原誠司前国交相が表明した中止前提の方針を事実上、撤回した。建設予定地を視察後、大沢正明群馬県知事らとの意見交換で明らかにした。

 さらに八ツ場ダム建設の是非を検証する結果を出す時期について、馬淵氏は「2012年度予算案に反映できる時期で(来年の)秋ごろだ」と説明した。

 昨年9月に前原氏が表明した中止路線を引き継いだ馬淵氏は、これまで「全国のダム事業は予断なく検証する」としながらも、八ツ場ダムは民主党のマニフェスト(政権公約)に基づき中止すると明言していた。

2010/11/06 共同通信


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