劉暁波氏批判が活発に=ノーベル賞授賞式を前に-中国メディア
【北京時事】服役中の中国の民主活動家、劉暁波氏に対するノーベル平和賞授与決定について、当初は距離を置いていた中国メディアが最近、劉氏への批判報道を活発にしている。5日付の共産党機関紙・人民日報も「米国などが平和賞を政治の道具にした」と欧米攻撃を展開。12月の授賞式を前に中国内外で高まる劉氏支持の声を少しでも抑え込みたい狙いがありそうだ。
共産党関係者は、劉氏への授賞決定について「中国は法治国家。服役中の人物に授与するのは不思議だ」「西側の発想で中国に政治体制改革を迫る動きだ」と硬軟取り混ぜあらゆる角度から反発し続けてきた。授賞式に向け、国際社会が反中キャンペーンを展開することに警戒心が強い。
中国メディアは当初、今年の平和賞に関してほぼ沈黙していたが、10月下旬からウェブサイトなどで、劉氏の受賞を問題視する文章などが増え出している。
2010/11/07 時事通信
【北京時事】服役中の中国の民主活動家、劉暁波氏に対するノーベル平和賞授与決定について、当初は距離を置いていた中国メディアが最近、劉氏への批判報道を活発にしている。5日付の共産党機関紙・人民日報も「米国などが平和賞を政治の道具にした」と欧米攻撃を展開。12月の授賞式を前に中国内外で高まる劉氏支持の声を少しでも抑え込みたい狙いがありそうだ。
共産党関係者は、劉氏への授賞決定について「中国は法治国家。服役中の人物に授与するのは不思議だ」「西側の発想で中国に政治体制改革を迫る動きだ」と硬軟取り混ぜあらゆる角度から反発し続けてきた。授賞式に向け、国際社会が反中キャンペーンを展開することに警戒心が強い。
中国メディアは当初、今年の平和賞に関してほぼ沈黙していたが、10月下旬からウェブサイトなどで、劉氏の受賞を問題視する文章などが増え出している。
2010/11/07 時事通信