映像流出、検察当局が捜査へ 石垣海保、ずさん管理
尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件の映像がインターネット上に公開された問題で、検察当局は7日までに、近く捜査に乗り出す方針を固めた。検察当局と海上保安庁が内部調査中だが、調査には限界があり、流出の経緯を解明するため、刑事事件としての捜査が不可欠と判断したとみられる。
流出したのは石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が編集した「44分」の映像だったことが既に判明。職員が関与した可能性もあり、検察当局は国家公務員法(守秘義務)違反の適用も視野に捜査する。福岡高検を捜査主体とすることを軸に調整している。
一方、石垣海保では、馬淵澄夫国土交通相が管理徹底を指示した10月中旬まで、映像の持ち出しが可能なずさんな状況だったとみられることが判明。中国人船長を逮捕した9月8日以降、応援要員で人数が増加するに従い映像のコピーも増えていった可能性が高く、海上保安庁が調べている。
2010/11/07 共同通信
尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件の映像がインターネット上に公開された問題で、検察当局は7日までに、近く捜査に乗り出す方針を固めた。検察当局と海上保安庁が内部調査中だが、調査には限界があり、流出の経緯を解明するため、刑事事件としての捜査が不可欠と判断したとみられる。
流出したのは石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が編集した「44分」の映像だったことが既に判明。職員が関与した可能性もあり、検察当局は国家公務員法(守秘義務)違反の適用も視野に捜査する。福岡高検を捜査主体とすることを軸に調整している。
一方、石垣海保では、馬淵澄夫国土交通相が管理徹底を指示した10月中旬まで、映像の持ち出しが可能なずさんな状況だったとみられることが判明。中国人船長を逮捕した9月8日以降、応援要員で人数が増加するに従い映像のコピーも増えていった可能性が高く、海上保安庁が調べている。
2010/11/07 共同通信