【きょうは何の日】物価値上げ、オイルショック…デモ行進
1974(昭和49)年11月8日、全国消費者大会の参加者約4000人が東京で物価値上げ反対のデモ行進をした。列島改造ブームによる地価高騰のインフレに加え、第1次オイルショックが輪を掛けた。
石油が高騰し物価も公共料金も軒並み上がり、消費者物価指数が23%も上昇する「狂乱物価」となった。この狂乱-の名付け親は当時の政治家、福田赳夫元首相とされる。
それからわずか5年後の1979年、イランでイラン革命が起き、同国での石油生産が中断したため、日本は再びオイルショックに見舞われる。
一時的に第1次並みに原油価格が高騰するが、省エネルギー政策の浸透や各企業の徹底した合理化などで以前ほどの衝撃はなく、イランも石油販売を再開したことから、原油価格が下落し、数年後に危機は落ち着いた。
2010.11.08 ZAKZAK