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中国視聴者反応「祖国への影響はとても悪い」

2010年11月06日 | ニュース一般
中国視聴者反応「祖国への影響はとても悪い」

 【北京=大木聖馬】「ユーチューブ」に流出した尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の状況を撮影したとみられるビデオ映像について、中国政府は公式の反応を見せていない。

 中国では、ユーチューブへの接続は普段から遮断されているが、一部の動画サイトを除き、ほとんどの主要動画サイトでも見られない状態となっている。

 当局が転載を禁じ、転載されても即座に削除している模様だ。4億人を超えるネット市民の間に事件の実態が広がるのを防ぐ狙いとみられる。

 映像を見ることができたネット利用者からは「偉大で勇敢な船長万歳!中国人民はあなたを永遠に支持する」「日本に有利な証拠となる部分しか流していないのは明らかだ」など、日本への反発の声が多く出ている。

 一部の利用者は「映像をダウンロードしてみたが、公開したくはない。我々の祖国への影響はとても悪い」などと書き込み、事件の実態を知り、ショックを受けている。

 中国のネット利用者は、続発している反日デモの原動力となっている若者が多い。日中関係筋は「『日本がビデオを故意に流出させた』と反発が強まる可能性があり、下火となってきた反日デモが再び勢いづく事態も考えられる」と警戒している。

 実際、「すべての中国人民は行動せよ」など、早くも6日に反日デモを起こすように呼びかける書き込みも出始めた。

 中国外務省は、1日に衆参両院の予算委員会理事らにビデオが公開された際に、「いわゆるビデオでは事実の真相を変えられないし、日本側の行為の違法性を覆い隠すこともできない」(馬朝旭報道局長)との立場を示している。

2010年11月5日 読売新聞


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