24巻/西郷吉之助 25巻/沖田総司
26巻/桂小五郎 27巻/伊東甲子太郎
【紹介文】
時代の“最前線”の京で存在感を増す新選組。一方、江戸では動くべき時を待ち続け、あまりに待ち過ぎもはや出遅れたのではと感じて焦燥する男が一人……その男、伊東大蔵。後の名を伊東甲子太郎。かつて門下にいた藤堂平助を介しての新選組への誘いにどう動くか
【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆☆★
アイデア ☆☆☆☆★
描写力 ☆☆☆☆★
【西京極の読後感想】
2年に一度のペースで紹介を続けている『アサギロ』。24巻から25巻にかけては池田屋事件、それ続く26巻では禁門の変と七卿落ちと新選組にとっての大イベント目白押しの急展開。まさに時代の中心になっていく新選組と相反して主役である沖田総司の病状はどんどん進行し、時代の流れから取り残されていく…幕末維新好きには堪らないドラスティックなパートです。最新刊である27巻ではついに伊東甲子太郎とその一派も合流し、いよいよ終盤に向けた舞台設定が整ってきました!