【紹介文】
平穏な町で起きた、11歳の少年の惨殺事件。ラルフたち地元警察は、複数の目撃証言を得て、高校の教師で少年野球のコーチとしても慕われるテリーを逮捕した。しかし、彼には完璧なアリバイがあることが判明する。自身の潔白を主張するテリー。一方で、異常犯罪への憎悪を募らせる遺族と住民たち。そして、町を新たな悲劇が襲う。(白石 朗:訳)
【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
ドラマ性 ☆☆☆☆★
独創性 ☆☆☆☆★
読み易さ ☆☆☆☆★
【西京極の読後感想】
調査員ホリー・ギブニーが活躍するファインダーズ・キーパーズ探偵社シリーズ第4弾にしてキングお得意のスーパーナチュラル要素満載のミステリー。予備知識なく読み始めたのだが、上巻の途中で容疑者が〇〇してしまうなんて…予想出来る訳がない。じゃあこの先一体どうなるんだ?って思ってたらもう下巻は邪悪な異形の者と対決するキング十八番のモダンホラーに。犯罪ミステリーの謎解きとしてはズルい気もするけど、やっぱりキングは面白い。