夢をかなえる新聞・聖教新聞 -人間革命の指針-

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「北京・故宮博物院展」が、札幌で大盛況 7/21

2011-07-24 22:43:15 | 名字の言
東京富士美術館の企画による「北京・故宮博物院展」が、札幌で大盛況だ▼故宮とは「かつての宮殿」の意。500年間、歴代皇帝が居住した「紫禁城」を指す。その名の通り、庶民を阻んだ禁制の城は、今では博物院となり、一般公開されている。壮大な建造物も豪華な至宝も、それを作り出したのは民衆の知恵と力。この民衆の生きた証しをとどめたい――それが、公開に至った理由という▼中国の来賓の一人は、池田名誉会長の創立した美術館が、〝故宮展〟を企画したこと自体に「非常に深い意義がある」と述べた。なぜなら「創価学会は、民衆を主役とし、民衆の力を引き出し、民衆の連帯を広げてこられた」からだ、と▼この展覧会は、明年の日中国交正常化40周年を寿ぐもの。政治の壁を超え、正常化の道を開いた名誉会長の提言(1968年)もまた、〝民衆史観〟に貫かれていた。当時、評論家の竹内好氏は、提言に感銘した理由の一つに「国交回復の問題を、国家レベルでなしに、民族レベルで、または民衆レベルで考えている点」を挙げた▼大震災を受け、美術展の中止が相次ぐなか、今回、「復興の一助に」と国宝級18点が出展された。名誉会長の民衆交流への揺るがぬ信頼がこの事実に表れている。(鉄)

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