黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

コーチとは

2010年02月17日 | はるの成長日記
今日は、ちょっとびっくりしたことがあったので
コーチやコーチング業界のことについてお話したいと思います。

私がコーチングに出会ったのは2000年で、
まだコーチングが日本に入ってきて2年ほどの時でした。
当時はまだ「コーチング」といってもあまり知られていなくて、
私自身、50万円を超える高額な受講料に「新手の学習商法では?」と思ったほどです(笑)

いつしか「コーチング」という言葉も各方面に浸透し、
コーチ養成機関も増えてきました。

私が学んだのは、日本におけるコーチ養成機関の最大手であるCoach21ですが、
その他にもいくつかの団体があります。
主だったものは、
CTIジャパン、日本コーチ連盟などでしょうか。

この他にも色々な団体や会社が増えてきて、
それぞれに独自な資格の認可を出すところもあります。

だからこそ、今コーチング業界は様々なものが入り混じっているように思います。
例えば、ビジネス、ウェルネス、スポーツ、スクール、子育て、受験、スピリチュアルなどなど。

その中でCoach21がビジネスに特化していったように、
各団体で様々な特色を出していくことによって、
コーチングが広まっていった側面もあるかと思いますので、
それについては、別に異論はありません。
むしろそのほうが、より多くの方にコーチングを知って活用してもらえるのではないかと思います。

しかし、そんな時流の中で、
オリジナリティを高めるため、勉強しないことをモットーにしているコーチもいるとか、
あと、自分にコーチはつけていないけれど、
クライアントを募集しているコーチがいるという話を聞きました。

私にとっては、かなり驚きでした

私は胸に刻んでいる言葉があります。それは、
「コーチという職業を選択したということは、学び続ける人生を選択したということだ」
という言葉です。

これは常に新しい知識や情報を仕入れるということももちろんですが、
自分に起こってくる出来事や、
人を通じて学べる心を育てていくということでもあるかと思います。

コーチというものは、一生を通して自己研鑽していき、
パーソナルファウンデーション(自己基盤)を確立していくものだと、私は考えています。
決して資格を取得して終わりではありません。
資格の更新にも学びをつづけていることが条件になっていることからも、
コーチの資質として、最低条件になっていることは否めないと思います。

幸いにも仲良くしていただいているコーチとは、
常に情報交換やお互いの体験をシェアしつつ、
とても良い関係を築けていることに感謝しています。
こうしたことによって、確実に私自身も成長していると思えるからです。

もちろん、コーチという職業は資格がなくてもできる仕事ですので、
どのコーチを選ぶかというのは、クライアントさん次第なのですけど。


自分にはコーチをつけていないのに、クライアントを募集することについては、
神田昌典さんの本日のつぶやきがとってもタイムリー。

「マインドマップ以外でノートをとっている社員を見ると、原始人と仕事をしているように感じるんだ。」
社員がノートをとっているときに呈する、典型的な苦言。
それはちょっと言い過ぎでは?
「言い過ぎじゃないよ。教えている商品に社員がコミットするのは、当たり前のこと。
それが違うなら、社員が使ってもいないものを売れっていうこと?この世の終わりだよ。」


あなたがコーチを選ぶ基準はなんですか?