2021.6.18(金)
一昨年の台風19号の決壊現場はアトリエから車で20分ほどの所でした。
その年の11月22日にアトリエでは清織が災害ボランティアをさせていただいたお宅へお見舞いと見学に行っています。
1年9か月が過ぎ、災害現場がどのように復興したのか、再び見学に行ってきました。
まず千曲川の決壊現場を見ようとしましたが、まだ堤防の工事中で立ち入り禁止でした。
そしてそのすぐ側にあった体育館は・・・
まだ当時のまま残っていました。
そして長沼支所津野サテライトへ・・・。
千曲川の防災センター等の情報が展示してありました。
それから妙笑寺へと。
本堂の窓はまだ硝子が入らずビニールが代わりに。
杉の木の奥に立っている標識は江戸時代や明治・昭和、平成元年の大洪水で水がどの高さまで来たのかを記した水位標です。戌の満水が一番上でした。
妙笑寺の本堂の中の床は一部は新しく張り替えられていましたが、床下の土が見えているところがかなりありました。
裏の墓地は倒れている古い墓石もあちこちに・・。
今回見学した人の中には、夜中にペットを連れて家族と一晩避難した方が数名います。また、災害ボランティアに何回も行った青年も参加しています。
多くの人の協力と支えがありました。しかしまだまだ災害の傷は癒えてはいません。今回見学してそれぞれに心が揺れ、色々感じられたと思います。
その揺れた思いは、心の海に沈んでいき、いつか生きていく上でひとつの流れになっていくに違いありません。
災害現地の更なる復興を願います。 清織
「まだひどかった。」
「被害があったけど今は普通に生活している人もいる。いろんな人が頑張って立て直したんだと思う」
「思い出して怖かった。」
「災害の様子を展示されているセンターへ行きました。災害直後はどうしてもショックを受けそうでダメでした。やっと気持ちに余裕が出来て行かれました。反省しかり!です。」
「更地になっているところが多くて人があまりいなかった。そのことを実際に見れて良かったです。」
「今日見た景色は大災害のほんの一部。人の気持ちや見えない景色の大きさを想像すると胸が苦しい。」
「ちゃんと前に向かっている。赤沼公園とか整備されていて希望が見えた。」