土曜日、現場から更新したままでした。すみません。
ちゃんとご報告しますね。
さざんかの会(
アトリエ虹)主催の
「春風にのって愛に出会う旅」
長野県民文化会館小ホールで行われた、
講演会とオカリナコンサートです。
まずは、講演会。
「外の声他者の声心の奥の声」
講師は、愛和病院チャプレン(病院付牧師)で
愛和病院の緩和ケア病棟で、末期がんの患者さんの
ケアに携わっていらっしゃるという
今城慰作さんです。
ご自分がケア病棟で出会った末期がんの方との
かかわりのなかで感じていることなどをお話しされました。
最初に今城さんが話されたのは、
「個から普遍に至る道」の話。
これは、河合隼雄さんの言葉だそうで。
ひとりひとりを大切に追及し、かかわりを深めていくと、
最後は人として普遍的なテーマに行き着くらしいです。
ままりんはまだまだ未熟で実感はできませんが・・・。
それから、スクリーンに映し出されたのは、
新聞の一面でした。
「私たちの毎日は新聞の一面記事と似ている」そうです。
そして、緩和ケア病棟の患者さんたちの一面記事は、
私たち極普通に日常生活をおくっている人たちとは
少し違うのだと。
その後、今城さんが出会った患者さんの話をしながら、
話しは進みます。
最後に、「ものごとは三角形で考える」というお話し。
自分(自己認知)と自分を越えた歴史や知識、哲学といったもの、
そして、隣人や他者。
すべての視点がそろっていることが大切なんだそうです。
そして、人生という物語も、
いつも自分が主役ではなく、
自分の中のできごとをを外側から見る目をもつことが
とても大切なんだと話されました。
休憩をはさんで・・・。
オカリナ奏者であり、ことば石の詩人
さとうともにさんの登場です。
元気に登場したともにさんは、
客席に向かって話しかけます。
そのパワーとにじみ出る人柄で笑いを誘います。
お話しと演奏を交互にしていくプログラムで、
まったく飽きさせません。
会場は笑いの渦!
オカリナは澄んだ音色で、ホールいっぱいに響き渡ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/5b/76b36583dc76362458af58f445acf260.jpg)
ともにさんのお話には、ふだんの生活の中で、
悩んだり、立ち止まったりしたときにヒントになりそうな
言葉の原石がいっぱいつまっている感じでした。
「許すということは、あるがままを受け止めること」
「人生ははるかな道、急いでもいいけど慌ててはだめ」
そして、
「人生はその最期の一瞬に悔いを残さないためにあるのだ」
哲学的です。でも、とてもやさしい言葉で、
すんなりと受け取ることができます。
もちろん、ともにさんの人柄もあるのでしょうね。
エンディングは、ともにさんのオカリナ教室の生徒さんと、
会場のみなさんとで、「どこかで春が」を歌って終りました。
最後になりましたが、
開会のあいさつで、代表の池田由美子さんが話して
下さったマザー・テレサの話しがとてもよかったので。
ひとつのエピソードとして書いておきます。
ある若者が、マザー・テレサの活動を間近で見て訪ねました。
「世界平和のために私ができることはなんですか?」
マザー・テレサは答えました。
「あなたの家庭をだいじにすることです」
たくさんの言葉と、想いにふれることができた2時間でした。
ありがとうございました。
ひさびさのジーパンがきつくて焦っているままりん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/buta.gif)