ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

声をかけられた

2015年01月28日 | Weblog
ニヒル牛の中を探索している時に「寒いね」と。
「そうだね」と答えて見た先に、いた二つ。
見上げて来る瞳に言う。
「冬だからね」
「そりゃ、そうだ」
土色の小さな、人間にも精霊にも見えるそれ。
阿部未来さんの陶器には、膝を抱えているモチーフが多い。
力を貯めているのか。
何かに踏んばっているのか。
冬も好きだよと、そいつらに告げてみた。
「そりゃ、そうだよ」と、答えられた気がした。
コメント
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