彼女はそういう絵描きなのだ

言葉より先に、絵に描くのだろうな。
思いが考えにまとまるより早く、絵を描くのだろうな。
一番悲しい時も。
しんどくてつぶされそうな時も。
彼女の気持ちや思考や絶望や希望は、すべて絵になるのだろうな。
カバンに入ってた、水彩絵の具を吸ってパンパンにふくらんでいたノート。
呼吸をするように、毎日毎日描かれていく絵。
もしかしたら彼女は、自分の感情の深い所さえも、絵を通して見るのかもしれない。
それは、なんていう業なのだろう。
天才だと思う。
だけどちっともうらやましく無い。

わたなべいくこさん。
もちろん、ニヒル牛とも付き合いの長い作家さん。
そんな彼女が個展で、ニヒル牛プロデューサーの石川浩司とコラボレーションをします。
場所は nuisance galery　1/23(金)
彼女には始めてとなるライブペインティングにも挑戦するそうです。

色付きの作品等はこちらで。