ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

旅の本展。明日まで

2008年05月06日 | Weblog
旅の本展。
明日で終わりです。
とても驚いたのだけど、若いお嬢さんも男の子も、本が好きなんだなと。
ふらっと入って来て、ここでみんなしばし、動かなくなります。
写真は、この二週間で、とてもよく眼にした風景。
私もようやく、いろんな本を読み始めていたのですが。
もう最後なので、その中の一冊の感想を。
くす美から「泣いたよ」と聞かされ。
山中奈緒子から「好きすぎて、ページをめくるのが怖かった。終わっちゃうって」と聞かされ。
ようやく、その噂の一冊を読み終えていました。
ううん・・。
長い旅に、気持ちの重さや、貧乏旅のしんどさも加えて、そして、ふしぶしから流れる、多分気持ちがすれ違ってしまう旅人二人の、幸せな瞬間がむしろ、切なくて。
静かな最後の衝撃もだけど、しんどくても、それでも幸福な旅が終わっていく、小さな描写が胸に痛くて。
もともと、その旅の相方に見せるためだけに書かれていた、旅日記が、私の少し強引な誘いで本になったわけですが。
ちょっとショックでした。
字も絵も内容も、ニヒル牛の旅の本展だから、出て来た本だと思います。
展示は明日まで。
全部売り切れていたその本ですが、今日、一冊追加納品されました。
タイトルは書きません。
普通に、めくりながら、見つけてもらえるとうれしいです。
ちょっとづつでも、展示の後でも、自分のスペースに納品していくと言っていたので、いつか眼に留めてもらえるかもしれないし。
コメント
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