中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

貴州省少数民族の踏み臼(唐臼)について

2016年11月21日 | 中国の農村教育事情

このブログで、踏み臼について何度か触れた事がありますが、踏み臼は、唐臼とも云う様です。この踏み臼は現在では、貴州省でも、かなり奥地に住むトン族・苗族等の少数民族の村に足を踏み入れないと見る事は出来ません。

踏み臼は、基本的には稲の脱穀、籾摺り、精米等に使われた様です。従って、中国でも稲作を主とする地域に見られる様です。トン族や苗族等の少数民族も稲作を基本としているようですので、その昔は、踏み臼を使い脱穀や精米をしていた様です。

先日中国中央TVを見ていたら中国の少数民族の一つ畲族(she zu)が、この踏み臼を使いモチを搗いている様子を放送していました。貴州省のトン族の村では、踏み臼を使い唐辛子を細かく砕いていましたが、穀物を細かく砕いたりもする様です。

日本のあるTV番組で、2000年頃の貴州省のトン族の村小黄村を紹介しておりましたが、その頃はこの村でも踏み臼を使い、脱穀、精米をしている様でしたが、当然ながら、今ではその村でも機械による籾摺り、精米変わり、踏み臼はすっかり姿を消していました。私が、踏む臼を見かけた村でも、あと4,5年もすれば、その踏み臼も姿を消し、使われなくなると思われます。

唐臼(踏み臼) その1

唐臼(踏み臼) その2



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