中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

結婚披露宴に呼ばれる

2018年03月05日 | 雲南省

久しぶりに結婚式の披露宴に参加しました。以前このブログでも触れたのですが、私が以前住んでいたゲストハウスの大家さんが地元大理鎮白族の人で、息子さんの結婚披露宴に招待されて参加した事があったのですが、それ以来の事です。

今回の披露宴は、大理鎮にある所謂高級ホテルで行われました。新婦の親が大理大学の先生と云う事もあり、私も誘いを受けたので喜んで参加した次第です。異国で長い間暮らしていても結婚式の披露宴に招待されと云う機会はそうあるものでもないので参加したのですが、或る意味では大変面白かったです。大理市等でも、結婚式の披露宴は近年は大抵市内の高級ホテルで行われる事が多い様です。

中国でも「紅包」と云ってお祝い金を持参して披露宴に参加します。包む金額は、新婦や新婦の親と関係で色々の様です。大理州では100元から500元位が大体の相場との事です。

披露宴に参加した人はざっと見て400人位居たと思われます。と云うのも大理市等の披露宴の場合は、司会が居て披露宴が進められる訳でも無く、席も指定されている訳でも無いので、各自が適当に席に座り、披露宴に出される料理を思い思いに食べ始めます。そして食べ終えると会場を後にします。場合によって座り切れなかった人が、また、席に座り披露宴のご馳走を食べると云う具合です。ですから全体でどの位の人が披露宴に参加したかは分かりかねるのです。

当日、私達が会場に付いたのはやや晩い方で、会場は8割がた埋まっており、既に料理が運ばれ参加者は、各自ご馳走を食べ始めていました。見ていると大体一時間乃至一時間半程で食べ終わり、参加者はそれぞれ会場を後にします。披露宴の儀式と云えるのは、会場で新婦と新郎が参加者を出迎え煙草や飴等を勧める事と披露宴の会場の各テーブルを新郎、新婦が一緒に回り、その席にいる皆さんと一度乾杯するだけです。それ以外の儀式らしき物はありません。

何でも今回は新郎側の結婚披露宴は前の日に行われ、500名程参加したとの事です。招待する人の数が多すぎて新婦側と新郎側と別々に披露宴が行われたそうです。

大理州では新郎新婦は日が落ちる前に取り合えす新居に帰る必要があるとの事で、早めに会場を後にしました。見ていると新郎新婦が会場を後にした後に披露宴会場に来た人も少なからず居ました。

今回の披露宴では、「打包」と云って披露宴で出され食べ切れない料理を持ち帰る人は見かけませんでした。披露宴に出された料理の品数は15品位出されたと思いますが矢張り食べ切れず結構な量が残った様です。前回私が参加した披露宴の場合は、食べ切れなかった料理は、全て「打包」されました。そのための袋も用意されていましたが、注意して見ていたのですが今回はそのような光景は見る事は出来ませんでした。

一度機会があれば、トン族や苗族の所謂少数民族の結婚披露宴に参加して見たいと思っているのですが、残念な事に未だにその機会はありません。

大理白族の結婚式

 



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