中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

トン族肇興と紀堂の抬官人

2018年02月27日 | 少数民族の祭り

 トン族の住む村の紀堂村、肇興等では正月に抬官人と云う祭りがあります。以前に紀堂村の抬官人は見学した事があったのですが、今年2018年の正月には肇興鎮の抬官人を見学する事が出来ました。そして以前見学した肇興の抬官人との違いを改めて感じました。以前撮った紀堂村の抬官人の写真と今回見学した肇興鎮の写真を比べると、肇興の抬官人はやや面白み欠ける感じです。

肇興鎮は、以前何度も訪れた事があるのですが、肇興鎮は中国最大のトン族の村として現在ではすっかり有名になり、観光客も沢山訪れる様になり、伝統的な祭りも一部変化している様です。そう意味では、未だ紀堂村の抬官人は昔の姿を留めていると云えるかも知れません。

肇興鎮と比べると、紀堂村の抬官人は見学する人も少なく、お勧めかもしれません。肇興鎮の抬官人は鼓楼や街中を練る歩くだけですが、紀堂村の抬官人は最後に鼓楼で儀式もあります。参加者全員に拠る舞いもあり内容が豊富です。

 紀堂村には二つの鼓楼があるのですが、片方の鼓楼から行列は出発します。

 

男女共参加者は盛装で参加します。抬官人は男女それぞれ一人づづです。

 

会場に入場です。肇興ではこの様な儀式はありませんで、行進のみです。


二人の抬官人は男の子と女の子一人づづです。肇興では偶々なのか分かりませんが、抬官人になった子供は3.4歳位でしたが、紀堂の抬官人は小学生4.5年生です。次の年に夏に、また紀堂村を訪れた際に、この写真は彼.彼女らに渡したのですが、今と違いスマホも無い時でしたので大変に喜んで呉れました。

 

担ぎ手が素顔を曝さないのは肇興も同じです。

 

 当然意味があるのでしょうが、何故臼や杵が行列に参加するか解りません。

 


紀堂の抬官人では、鼓楼の広場で儀式もありますが、肇興では何もありません。肇興の場合は、五つある鼓楼を巡るだけです。

 

突如会場に裸の男達の乱入です。

 

爆竹の煙。

 

 村の長老達が行列の先頭に立つ様です。


 この写真もこの人に届けましたが村の長老の様です。


 この人は、抬官人の行列の先頭に立っていた人ですが、これは肇興鎮でも同じですが当然意味があると思いますが、残念ながら何故このような姿で行列に参加するか分かりかねます。

 

 

 

 



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