ⅸ 大東亜(太平洋)戦争直前の状況 1930~1941 -30-
※この10年ほどのできごとはすべて関連しているので、かなり長くなるがまとめて調べる。なお、その間の「日中・日朝関係」については調査・報告済なのでここでは省く。
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■基礎知識 ~開戦の理由・原因について~
3 瀬島龍三:「大東亜戦争の実相」(PHP文庫)より引用 4/4
最初に、当時の軍中枢部にいた瀬島龍三氏の上記の本から、この本が出版された状況について引用した。今は、この本の中の総まとめの「終章」で「回顧よりの教訓」としてあげられている「七つの教訓」の一部を引用している。
~終章より その3~
・「(日米首脳会談が)もし実現しておれば日本の破局戦争はあるいは回避しえたかもしれないと申せましょう。」
ここまで、3種類の引用をしてきましたが、共通して言えることは、「太平洋戦争(=支那事変:日中戦争を除いた大東亜戦争)」の開戦を実際に主導したのは米国であり、日本はやむをえず「自存自衛」の戦争をしたということです。
また、米国・連合国は、《太平洋戦争:日米戦争は、日本の宣戦布告と真珠湾攻撃で始まった》と主張していますが、それは〝真っ赤な嘘” です。なぜなら、実際は、《米国(英国も)は《旧清国に群雄割拠していた”軍閥”の一つである「蒋介石:国民党政府」を軍事的・政治的に援助する黒幕》であり、《ソ連は中国共産党の黒幕》であったのですから、どちらもすでに「中立国」ではありえず、宣戦布告なしに日本との戦争行為を始めていたからです。
以上の知見(歴史認識)に 基づいて、中学歴史教科書の比較を再開します。
~次回、「ⅸ 大東亜(太平洋)戦争直前の状況」のまとめと考察 6/6~
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《著者:松永正紀 教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》
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