~笑顔いっぱい 附属高校生~ Nias ! ◆長崎総合科学大学附属高等学校◆

長崎総合科学大学附属高等学校
(男女共学・普通科)
2010年 4月1日blog開設

新しい航海へ

2011年02月28日 | つれづれ
 小雨の降る朝になりました。明日はいよいよ第47回卒業式です。お日様が顔をのぞかせてくれる事を願います。

 土曜・日曜は各部活動、練習試合や公式戦に臨みました。対戦いただいたそれぞれのチームの皆様ありがとうございました。(サッカー部は県リーグ戦に臨みました。)
 また保護者会の皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。


 明日の卒業式を前に、様々な立場で色んな思いが交錯していることでしょう。

 先日将棋・羽生先生の本を読む機会がありました。ご存じの通り先生は、名人・王位・王座・棋王・棋聖・王将 の六冠を獲得するという偉業をなされています。81あるマス目には、実に多くのことがめぐらされ、また鍛えられた一手をうつための日々精進は、禅宗にも通じるかのようです。先生はそこに見事な自らの感性を融合し、日々に臨まれている印象を私は受けました。

 実に多くの事を著書では学ばせていただきました。今後機会があればご紹介させていただだきたいと思います。今日は数多くある中で、先生が言う『選択肢』についてご紹介させていただきます。

 記憶の限りなので正しく伝えきれないかも知れませんが、将棋一手、その一手を指すまでには実に多くの選択肢があるそうです。所謂、先を読む…。頭の中には実に何十、何百… 名人によっては数千手先を読む方もいらっしゃるそうです。羽生先生は、その選択肢を 「できるだけ少ない方が良い。」 とおっしゃっています。選択肢が多いと、先に進んでいった際「あぁ、やっぱりああしていれば良かった。」「あそこはああ行くべきだった。」 と、後悔の念に勝負中に襲われるそうです。選択肢を少なくした場合は、決断も素早く次に対応できる体勢が瞬時に作れる…。その「選択肢を少なくするための鍛錬を日々怠らないこと。」が大切だそうです。

 しかし、選択肢が少なくとも誤った選択をした場合はどうするのでしょうか。


 それは、


 先生曰く、それは「忘れること」 だそうです。後悔の念に苛まれず、忘れて現状に集中して臨むこと。



 拝読し続け多くの言葉に衝撃と感銘を受けました。そして私は、「人は生を受けてからそれぞれの出口を目指すまで最も興味有るツール (例えば将棋・スポーツ・勉強・芸術等々・・)に時間を費やしますが、最終的にはそれらを通じて同じ出口に向かっているのではないか?」という事をふいに思いました。全力で費やせる興味関心をもったこと。それを通じて得ることは、順番や形は同じではなくても、積み重ねると深い深い異形同色の美しいものになっていくのでは、ということを思いました。


 さぁ、卒業式を終えると、それぞれの人生が始まります。新しい航海-。選択肢を見つける時間。今まで、今から。




□卒業式
  3月 1日(火曜) 第47回卒業式 10時00分~(予定)

□野球部(予定)
  3月12日(土曜) 佐世保実業G 佐世保実業高(9:30~) 大分雄城台(12:30~)
  3月13日(日曜) 長崎日大高G 長崎日大(9:30~) 敬徳(12:30~)
  3月20日(日曜) 長総大附高G 大村工業 岩国B
 
  4月 8日(金曜)~ 鹿児島・佐賀遠征  鹿児島実業・佐賀北 筑紫丘

◇野球部公式戦(予定) 春の九州大会・長崎県予選
  3月 2日(水曜) 抽選会
  3月25日(金曜)~4月 3日(日曜) 9日(土曜)準決勝・10日(日曜)決勝  本大会

  □抽選会対戦決定次第・ブログ上で報告します。


※写真は行事準備を終えたある日の生徒会先生方。