思考の踏み込み

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カスクドール記1

2015-02-01 06:48:37 | グルメ
年末年始にかけてカスクドールにお邪魔する機会が多かった。

周囲に行ってみたいという人が多かったこともあり、写真がたまっていたのでまとめて投稿する。

すぐ記事にしていないので記憶が怪しいが、思い出せる範囲で書こうと思う。



まずは年末、モルト好きの知人をオールドの世界へ招待した時のもの。
カリラの10年。


グレンファークラス25年。絶品。


マッカラン18年。80年代の傑作。


ここでマスターの手作りシチュー。

とても寒かったこの日、身体の芯まで温まった。


ロマノ レーヴィ。

この前の日、ラフマニノフの「前奏曲嬰ト短調作品32の12」という曲を聞いた。
その音色の美しさが ー まるでこのレヴィーの香りの鮮やかな色彩を連想させた。だからこの日は初めからレヴィが飲みたかった。
久々の "神の酒" 。

美味しい、よりもやはり "美しい" と私は感じてしまう。

グレンスコシア。

写真がブレてしまっているが、もう酔っ払っていたのだろうか。
しかしいいお酒で酔うと本当に身体が心地よい。

ともかくも知人はこの一杯で完全にシングルモルトにハマってしまったらしい。
喜んで貰えた様で私も満足した。
マスターに感謝。




La coccola

2015-01-31 06:54:34 | グルメ
青山にあるイタリアンLa coccolaに久々に行ったので軽く投稿。

一皿目。

実はこのお店のシェフは私の親戚で、行くといつも良くして頂いている。

子供の頃はよく遊んで貰ったし、川で泳いでいて私が溺れたときに助けてもらった事もあった。
シェフ氏は覚えていないらしいが、大袈裟にいえば命の恩人というところか。

なかなか機会がなく、お店に来たのは一年ぶりくらい。

とにかくこの日はパスタが食べたかった。
いつも注文しないで、お任せにしているのだが、この日はパスタがとにかく食べたいとだけ伝える。

二皿目。

料理名をまったく覚えていないが、シェフの独創性と和のテイストと、それと東京では手に入りにくい我々の地元の食材をさりげなく使った仕上がり、その美味しさは忘れるべくもない。

三皿目。

タラバ蟹のパスタ。スープパスタに近くて魚介系のアクの強さをサラッと仕上げている。



料理は他にも何品か出たが、写真取り忘れ。最後はジェノベーゼかと思いきやこれがほうれん草のソースらしい。

隣の団体さん用に作っていて、それを見ながら食べたいなあと呟くと一皿出してくれた。

まさにパスタ尽くしですっかり満足。



最後はドルチェ。

こうして書いてくるともうお腹がすいてくる。なによりこの店のこのクオリティで考えられないほどコストパフォーマンスが良いから毎回驚く。

親戚だから行くわけではない。
純粋に美味しいお店として都内でも私が大好きなイタリアンの一つである。






祝 一周年9

2014-11-01 05:03:00 | グルメ
ずいぶんと気分良く上昇軌道を互いに旋回させてもらったが、すでに予定の時間が迫っている。
何より燃料も無くなりそう。
要するに予算が限界。

残るは着陸である。

内村航平の着地の様に、完璧に着陸したい。
私はやはり最後はマスターのマティーニで締めたい。



美しい 。
ー 弁ぜんと欲してすでにその言を忘れる…。
もはや言う事は無い。
この日の流れを全て受けとめてキレイに終わせる事ができるのはこの、カクテルの王をおいて他に何があるだろうか。

ギャ氏も着陸体制に入る。



チェリーブランドのオールドを使ったショート。
あと何を使っていたか、すでに当方には記憶がない。
なにしろすでに着地を決めていい心地なので、それもやむなし。

だが一口貰ったその美味しさだけは覚えている。



最後に一応お祝いだから、といってシャンパンをご馳走になってしまった。

お祝いしなければならないのは、こちらの方なのに、恐縮至極だが遠慮なく頂いちゃう。

カスクドール記、今回はこの辺で。
一周年、おめでとうございます。




祝 一周年8

2014-10-31 05:13:38 | グルメ
このコアントロー、バーでよく使われる一般的なモノより度数が高い。
製品としても面白くて、瓶のように見えて実はこれがペットボトル。



環境に配慮しているのか、単なる遊び心なのか、向こうの人のやることだからよくわからない。

感覚的にはベーシックなモノより度数が高い分、オレンジリキュールとして香りの立ち上がり方がより華やかな様にも思う。

そこにたしかタンカレー テンを使っていたと思うが、ジンの風味が加わり、シェイカーの中で無理なく融合されてこのショートカクテルは出来ている。

カルヴァドスのリンゴからオレンジの香りへ ー 。

天高く飛翔し、やがて沈む夕日がオレンジ色に染まってゆくのを眺めながら、ゆっくりと帰還してゆく様な、そんな絵画的気分にさえさせられて、そろそろこの日のフィナーレも近い事を満足感の中で想った ー 。

かたや、ギャ氏。

まだまだ右へ左へ旋回を愉しんでいる。マスターは楽々とその動きに応える。



アイレイモルトのスモーキーさが苦手な人でも、飲める飲み方はないのか?と以前マスターがお客さんに聞かれて色々試した、そしてアイレイに一滴だけカルーアを垂らす、これがけっこうイケるんだよ ー と、そういう話があってそこから「じゃカルーアで何か。」
と注文する。

少し写真がブレてしまったが、この辺りまでくると酔っ払いのコト、ご容赦頂けよう。

アイリッシュリキュール、ベイリーズとカルーア。
まるでデザート。
ああ、ギャ氏もなんだかんだで帰還に向かっている。

祝 一周年7

2014-10-30 07:34:57 | グルメ
それにしてもカクテルを何杯も飲むというのは究極のチャンポンと言える。

何種類もの酒をごちゃ混ぜにチャンポンして飲むと、普通悪酔いしがちなものだが、クオリティが高いとまったくそういう事が起こらないから不思議である。

しかし多少酔いは回ってくる。

酔いが回れば副交感神経優位になり、自然、身体が緩んで消化器が動く。

それを見抜かれているのかいないのか、パテあるんだけど食べる?という発言。



そんな誘惑に勝てる筈もなく、再び是非!

パテ ド カンパーニュ。
しかもこの日のモノは白レバーを使った贅沢なモノ。

マスターのパテは何度も食べてきたが、その味の密度の濃さ、凝縮感の高さたるや、翌日になっても消えないほどの完成度で、しかも毎回ハズさない。

今回のモノは白レバーの繊細で滑らかな風味と肉の重厚な旨味が、完全に調和していて、ハッキリいってこんなものを出されてしまうと困る。
赤ワインが飲みたくなってしまうではないか!

しかし今日のテーマを思い出し、なんとか踏みとどまって次を注文。



コアントローとジン。あと何か少し入れていたのか?ともかくもシンプルなカクテル。

しかし当然だが、そんな単純な一杯でない。