ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

夏の終わり

2018年07月14日 | 日記
 一週間、30度の蒸し暑い日が続いた後、気温は27度になりました。もう部屋に置いた扇風機が活躍することもなく、公園の芝生は青々とした緑色から一気に白茶けた茶色に変わりました。
 
 去年、7月の最終日にここに来た私にとって夏はこれからだと新生活の期待と共に毎日夏を待っていたのですが、いつまで経っても半袖を着る機会が来なさそうな涼しい気候の中もう夏はこないのだと悟りました。

 ヨーロッパ人はこれをまだ夏と呼ぶのかもしれませんが、蒸し暑いアジアの国で育った私には夏の終わりだとは感じられてもどうしても夏だとは感じられません。

祭りのあと。

2018年07月14日 | 日記
 Englandとクロアチアの試合の日、夜七時前から目に見えて図書館がすきだし人が減って行きました。ロンドンの街中が盛り上がっている中、ひとりでカタカタキーボードを打つことを躊躇し、急遽PUBへ向かいました。店内はどこもかしこも人で溢れビールが頼めないぐらいの人だかりです。

 一軒目のPUBを諦め、二軒目に向かう途中、フラットメイトのオーストラリア人のアリスに遭遇しました。どこに行くの?と尋ねられPUBへ行くと答えたら、みるみる彼女の面長の美しい顔が歪み、みんな浮かれちゃってっというようなどうしようもない表情が見て取れたのが可笑しかったです。

 Englandが負けた後、道端にはEnglandのユニフォームを来た若者がうな垂れ、道の行き止まりでは喧嘩が始まりました。

 最近、永住権を取ったヨハンは“Englandが負けるなんて”と何度も何度も繰り返し、その永住権を取った途端にEngland贔屓になったヨハンの現金な態度にびっくりし、前はイギリスに対して別に愛着はない、好きではない、どうでもいい、と言っていた彼だったのに、人ってこんなにも変わるものかと驚きました。