ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

ペルミ式入学式

2013年09月07日 | 日記
 新学期がやってきました。
 桜の季節満開の4月始まりの日本が特別なのであって、世界のほとんどの学校は9月始まりが一般的なのではないでしょうか。

 どうやって始まるのだろうと、私も仲良しの掃除婦ヴェーラと二階の校舎から見下ろしていました。
 学校の玄関前のスペースに、生徒が並び、その後ろに保護者が詰め寄せています。よそゆきの服装をしている親御さんたちもいますが平服の人もたくさんいます。

 空はあいにくの雨模様です。9月2日のペルミの気温は16度です。
突然、大音量で♪no more no more no more no more♪の音楽がかかります。
入学式が始まったようです。

 この日はうっかりしてカメラを忘れてしまったのですが、ロシアの入学式は日本のものよりかなりクダケていて、校長その他主賓の挨拶が終わった後は、二匹の着ぐるみを着たマスコット人形が飛び出したりして、「あれは生徒なの?それともプロフェッショナルの人?」とヴェーラに聞いても、ヴェーラは「知らない」とのことでした。

 しばらくブログをおやすみしていました。
ロシアのペルミに来たての頃、驚きと新鮮な気持ちをもって、そのあと孤独で寂しくて書き進めていたブログでしたが、3か月を過ぎたころから、生徒との交流も始まり、日本育ちのロシア人というかなり特異な環境で育ったユーリャがルームメイトとしてやってきて毎晩の酒盛りが始まり、孤独が薄まった途端、ブログも忘れ去ってしまいました。

 氷点下37度の中でのバーベキューや、3月9日のウーマンズデイに学校が躍るクラブと化したこと、初めてロシア式別荘のダーチャへ連れて行ってもらった日のことも書かず仕舞いでした。

 これからまた9か月、このペルミでお世話になります。
すでに半年過ごして、いろいろなロシア式勝手にも慣れ、これからの月日はあっという間に過ぎると思います。前回より楽になった分、きっと楽しいことも増えると思います。自分のためにも愉快なロシアでの日々を記録していこうと思います。