ロシア日記

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ロシアの日常

2013年04月04日 | 日記


 スーパーは歩いて5分のところにあります。『キット』という名のクジラをモチーフにしたスーパーマーケットです。24時間営業です。全部で三階建てで、一階にスーパーマーケット、2、3階に文房具や靴や洋服などが置いてあります。
 ロシアはどこもかしこもスーパーマーケットだらけです。クセイニャ先生曰く「日本のコンビニのようなものだと思います」と言っていました。そういわれてみればそうだな、と思いました。そして広大なロシアの地にして、なぜかスーパーの中はアメリカのような豪快さはなく小造りです。

 ロシアは世界一の国土を誇る国ですが、それに反比例し人口は日本の2倍の2億4千万ほどです。日本のように山岳地帯に支配されていることもなく、広大なシベリアが果てしなく続くので、活用できる面積も大きいです。バスのロータリーも必要以上に大ぶりだし、ペルミもモスクワでさえ建物が林立しているという印象は受けません。
 けれど不思議なのは、スーパーマーケットの小ささの他に人々の住居の小ささです。私の部屋も日本の一人暮らしと比べるとそれよりは大きいという意味で、必ずしもロシアの大地に比例した大きさかというとそうではありません。
 さらに、家族連れの住居の部屋もそんなに大きな印象を受けません。12畳くらいの居間とキッチン、子供部屋が一つに、あとは夫婦の10畳くらいの寝室が一つというような感じです。けしてアメリカのようには大きくないのです。そして賃料が高いらしいのです。私が住んでいる部屋は学校のものなので、正確にはいくらぐらい家賃がするのか知りませんが、ロシアはその広大な大地に反比例し、部屋は小ぶりであり、賃料が高い!本当に変ですね。改善の余地がかなりありそうなものなのに、やはりそう簡単には変えられないのが世の常ですね。