投票日まで1週間を切って、民主党300…自民党100…などという調査やら観測記事がマスゴミ各紙・各局から流れてきます。週刊誌にあっては“自民党小選挙区ほぼ全滅で獲得議席は44”( 週刊現代8/21号 )とまで、センセーショナルに報じています。
「今度の衆院選挙が4年前の“小泉郵政フィーバー”の裏返しとなるのではないか…、ポピュリズムが横溢するなか「気分で政権交代」…というのだけは願いさげです。」と危惧した通りのなりゆきに戦慄をおぼえます。
吹いているさなかにいると、その風がどういう風なのかは見えにくい…。けれど、その風がもたらす結果は、時を置かず誰の目にもはっきりと見えるものとなります。
「郵政民営化」ワンフレーズの小泉旋風に乗せられた国民は、格差・貧困や環境負荷の増大に最大利益を見いださざるを得ない新自由主義“改革”により“痛み”を与えられました。その“痛み”がようやく多くの国民の共有感覚・共通認識となってきたいま再び、「政権交代」のワンフレーズに論点が収斂されてしまう。それでよいのでしょうか。
《多様な意見や少数者を尊重する分かち合い社会》、《暴力的でない持続可能な再配分構造》をいかにつくるか、が最大の争点のはずです。ここへ向かって吹く風が本物の風なのです。ひとり勝ちバンドワゴンに乗ることが果たして、そのための制度変更を確実にすることにつながるのでしょうか?
投票には、小選挙区・比例区のダブルチャンスがあります。“偽装新党”などに惑わされることなく、現少数野党に政権交代後の座席をよりしっかりと確保することが、せめて風を本物にするための担保だとかんがえます。
(イトヤン)
「今度の衆院選挙が4年前の“小泉郵政フィーバー”の裏返しとなるのではないか…、ポピュリズムが横溢するなか「気分で政権交代」…というのだけは願いさげです。」と危惧した通りのなりゆきに戦慄をおぼえます。
吹いているさなかにいると、その風がどういう風なのかは見えにくい…。けれど、その風がもたらす結果は、時を置かず誰の目にもはっきりと見えるものとなります。
「郵政民営化」ワンフレーズの小泉旋風に乗せられた国民は、格差・貧困や環境負荷の増大に最大利益を見いださざるを得ない新自由主義“改革”により“痛み”を与えられました。その“痛み”がようやく多くの国民の共有感覚・共通認識となってきたいま再び、「政権交代」のワンフレーズに論点が収斂されてしまう。それでよいのでしょうか。
《多様な意見や少数者を尊重する分かち合い社会》、《暴力的でない持続可能な再配分構造》をいかにつくるか、が最大の争点のはずです。ここへ向かって吹く風が本物の風なのです。ひとり勝ちバンドワゴンに乗ることが果たして、そのための制度変更を確実にすることにつながるのでしょうか?
投票には、小選挙区・比例区のダブルチャンスがあります。“偽装新党”などに惑わされることなく、現少数野党に政権交代後の座席をよりしっかりと確保することが、せめて風を本物にするための担保だとかんがえます。
(イトヤン)