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音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

Kierra Sheard "Bold Right Life"

2009-01-18 01:50:44 | ソウル・ファンク

CDショップに足を運ぶことも少ない昨今ですが、
これは珍しく試聴機から離れられなくなった一作。
弱冠21歳のコンテンポラリーゴスペルシンガー・
Kierra "KiKi" Sheardの新作"Bold Right Life"。
(→試聴できます)

一曲目の"Won't Hold Back"を聴いたとたん、
や、ヤラレタ~~!!という感じ。
ナイフのようにキレ味鋭いヒップホップビートながら
どこか懐かしいサウンドプロダクション。

彼女の弟さんがプロデュースしているそうだが、
伝統的なR&Bと新しいものがうまくミックスされて
まさに自分好みの音だ。やはりゴスペルは凄い。

のびのびと歌うKierra Sheardの歌唱力は
それはもう抜群で、著名なゴスペル一家の一員という
サラブレッドの「血筋」と「魂」を否応なく感じさせる。
俗っぽくいえば物凄くウマイ民謡歌手の娘、というところか。
じっさい、彼女のウネウネと自在なコブシまわしには
どこか”インド歌謡”に通じる部分があると思う。

彼女は数年前に日本でもFMで大ブレイクしたらしいが
世事に疎いのでまったく知らなかった。
Kierra KiKi Sheard、末おそろしいシンガーだ。

Napstarで聴けるのでデビュー作から聴きまくり。
こんなに気に入ってしまっては、日本盤も買うしかないかなあ?
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牛男の帰還

2009-01-01 00:25:32 | ソウル・ファンク

あけましておめでとうございます。

お読みいただいた皆様、コメント下さいました皆様、
旧年中は誠にありがとうございました。

アッという間に年が明け、このブログも4年目。
思えばブログを始める前に手持ちのCDをひと通り数え、
週イチでアップしてもネタが1年もたないぞ、と
むなしく試算したのが懐かしく思いだされます。

ライブとお祭りでこんなに書くことがあるとは
予想外でした。遊んでばかりなのでしょうか。

さて、写真はモチロンJamiroquai。
"Space Cowboy"もさることながら、アボリジニの楽器・
ディジュリドゥをフィーチャーしたインストナンバーの
"Journey To Arnhemland"がすばらしい。

ブイブイ唸るディジュリドゥにチュワワ~ンと高らかに響く
シンセ音、そしてタイトなリズムの組み合わせが
リスナーを酩酊状態へといざなってくれます。
この調子で今年もよい音楽に酔えますよう。

本年もどうかよろしくお願い申しあげます。
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SMAPバスターズ?

2008-12-30 00:18:03 | ソウル・ファンク
我らが佐藤浩市様がお出ましになると知り
大慌てで見始めましたビストロSMAP。

そのままダラダラ見続けていたところ、
突然レイ・パーカーJr.先生が!な、なんなんだ!?

コットンクラブに出演するために来日したと
おっしゃっていましたが、とうに公演も終わった今
宣伝にならないのでは・・という懸念はさておき。

ヒット曲”ゴーストバスターズ”の演奏前に
”SMAPバスターズ”と皆でシャレていましたが、
文字どおり(失礼)レイの素敵な生声メインで聴けました。
3月のシェリル・リンの公演でも何か歌ってくれるかな?
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Temptations Review@コットンクラブ

2008-12-29 17:34:51 | ソウル・ファンク


昨年デニス・エドワーズとアリ・オリ・ウッドソンが
揃ってテンプテーションズとして来日し好評を博したという
Temptations Review Featuring Dennis Edwards。
今年こそ本場のソウルショウをひと目みたくて仲間を誘い、
のりこみましたはコットンクラブ。

開演時間が近づき、ステージには小山のような大男が2人。
あまりの大きさに驚き、それだけでテンションが上がってしまった。
どうやら大男さんはラッパとキーボードの担当らしい。

そしてバンドが揃い、ジャジャジャーンとショウの幕があける。
大好きなファンクチューン"Standing On The Top"とともに
満を持して伝説のグループ・テンプテーションズの登場だ。
お召し物はレモン色にキラキラの入ったド派手なスーツ。
その衣装だけで圧倒される。すごい、すごいぞ!!

ステージに上がった彼らはノンストップで歌い、
ぐるぐるとポジションを入れかえ交互にリードをとる。
絶妙なマイク間隔で声量を調節しながらハモリつつ、
むかし懐かしい楽しい振り付けやステップも欠かさない。

テンプスに詳しいわけでは全くないので恐縮だが、
一人ひとりが実に個性豊かで見せどころを心得ている。

喉の奥から絞り出すように歌うデニス・エドワーズさんは
年季の入った盛り上げ役で、我々は彼の掌で踊らされるばかりだ。
後で彼の年齢を知り驚いた。65歳!こんなにも動けるのか。

デイヴィッド・シーさんは野趣あふれるソロパートを
マイク要らずのトンでもない歌唱力で聴かせてくれる。
しかも、最前列の女性にロックオンしたかと思えば
「俺の後について歌ってくれ。うぎゃぎゃぎゃあ~♪」
と何度も何度も歌わせる。ついていった彼女もお見事だが、
それはもう歴代客いじり大賞をさしあげたいくらいの「ひつこさ」だ。
このベタさこそがソウルエンターテイメントの神髄であろう。

素敵なグラサン姿の紳士、マイク・パティーロさんは
超エエ声~の極低音ボイスで観客を魅了し、
クリス・アーノルドさんは美しい高音域をキープする。

そして、今回アリオリさんの代役で急きょ出演となった
元スピナーズのGCキャメロンさんも凄かった!
その名前からなんとなく大きな人を想像したが
実際は色白で小柄な、ニコニコした好々爺風のおじ様。
途中でラッパ吹きの大男・”タイニーさん(笑)”に
洒落で振り付けを直されながらも、ひとたびソロになるや
堂々たる渋く深みのある歌声をたっぷり聴かせ、
メンバー紹介の際にはひときわ大きな拍手が送られた。

彼ら5名のテンプテーションズに加え、印象的なのが
バックバンドによる手厚くしっかりしたサポートだ。
往年のモータウンサウンドを力強く再現する、キラリと光る
星のような美しいシンセサイザーに安定感抜群のドラム、
そして要所要所を締める4名のホーンズと弦楽器。

ベテラン楽士といった趣きのイイ表情の8名が
生ならではの曲の良さを最大限に引き出してゆく。
ときにインストを続けてボーカルを休ませたりと、
完璧な間合いで伝統のソウルショウを創りだす。

デニスさんの先導で大いに踊り、大いに楽しみ、
最後に「マイガール」の心に沁みいる生演奏を聴いて
”ああ、こういう音楽が世界を平和にするのだ”と
しみじみ思った。よい音楽は心を豊かにしてくれる。

テンプテーションズレビュー、フィーチャリング
「オールメンバーズ」&「オールプレイヤーズ」に大拍手!
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J.T.テイラー from クール&ザ・ギャング降臨!

2008-12-27 02:51:08 | ソウル・ファンク
2004年は東京国際フォーラムでのジョイントライブ、
2005年と2006年はコットンクラブで観ました
James "JT" Taylorが今度はビルボードライブに登場!

東京公演は3月9日(月)、3月10日(火)とのこと、
平日ですが気合を入れて臨みたいと思います。

さて、Kool & The GangのPVで一番好きなのが

Hi De Hi, Hi De Ho
(ハリハリフレっほっほ~♪ではありません)

クールでメロウ、でも元気一杯のディスコサウンドにやられ
JT達のコミカルでキメキメのギャングスタイルに
さらにノックアウト。JTのお帽子についている
猫のシッポみたいな長いフサフサに触りたい。

願わくばこんな歌もライブで聴いてみたいものです。
ウェルカムバック、JT!
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Kirk Franklin入門

2008-12-24 00:39:30 | ソウル・ファンク

【前回の続き】

先日ゴスペルのライブを観て「あれっ?」と思ったのが
いわゆるゴスペルというよりR&Bだったこと。なんでも
伝統的なソウル・ファンクの流れを一番踏襲しているのが
コンテンポラリーゴスペルシーンだとは聞いていたが、
具体的には何も知らなかったのだ。

そしていろいろ調べてわかった。ライブやCDで歌われたのは
若きゴスペルの第一人者・Kirk Franklinのカバーが多い。
その幅広い音楽性からソウルカバーありヒップホップあり
オリジナルありと、ゴスペル界に革新をもたらしたという。

さっそく彼の映像を漁って衝撃をうけた。凄い!
コンテンポラリーで伝統的でヒップホップでファンクで、
何よりコーラス部分に「歌ごころ」を強く感じる。

Brighter Day
”漆黒ファンク”が詰まったグルーヴィーな一曲。
さりげなく70年代風スペーシーシンセで終わるのも素敵。
生ライブバージョンも最高です!

HOSANNA
大がかりなゴスペルライブで、とにかく明るい!
思わず一緒に踊ってしまい、最後は鳥肌がたちます。
Kirkのパフォーマンスはコミカルで面白いなあ。

Declaration (This Is It!)
最新作からの一曲で、PVも良い。ブラコンの王道をゆくカッコよさ。

Stomp
大人数って素晴らしいな!ダンサブルな一曲。

September
いわずとしれた超有名曲のカバー。

さて、ジャケット写真は唯一フルで聴けた
Kirk Franklinの最新作"The Fight Of My Life"。
意味も全くわからないのに恐縮ですが、
もう一曲心に残ったのが8曲目の"Jesus"。
(→試聴できます)

しかし、なんとファンキーなパフォーマンスだろう。
宗教的なことはまるで分からないが、
何かトンでもなく深いソウルがここにある。
おりしもクリスマスにこんな音楽に出会えて嬉しいぞ。
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JAY & TNC Brightness Singers

2008-12-23 16:01:36 | ソウル・ファンク

【前回の続き】

さて新橋SL広場でライブが終わり、JAY&TNCが
先日できたばかりの1stアルバムを販売するという。
これはもちろん買わねば!

JAYさんにサインを貰い、大ファンですと伝えると
嬉しそうに肩を叩いてくださった。きっと想いが何か
伝わったのだろう、ファン冥利につきる瞬間だ。

さてこのアルバム"SONGS FOR ALL TIME"、おそらく
インディーズということで一般発売していないようだが、
入手できて本当にラッキーだった。

ライブで好評だった"Challenges"と、陽だまりを思わせる
"Mother I Will Always Love You"という名オリジナルをはじめ、
ライブでも披露されたR&Bのカバーが沢山入っている。

ソウルシンガー・JAYのざらりとしたボーカルを彩る
日本人女性特有の優しい声質のコーラスも、
パンチで押す本場の人々とはまた違う味わいがあり
耳になじみやすく、独特の温かさが伝わってくる。

EW&Fの"That's The Way Of The World"のカバーも
とても良いアレンジで聴かせてくれる。この曲を
ライブでやってくれれば、きっと鳥肌モノだろう。
そう、このアルバムはバックトラックも素晴らしいのだ。

それもその筈、JAYをプロデュースしているMOTCHIEさん
キーボーディストのPENNY-Kさん、NOBU-Kさんといった
名アレンジャーの方々がクレジットに名を連ねている。

というわけでヘビーローテーションに入っているが、
やはりTNCさんの迫力は生で聴くのが一番かな?
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JAY&TNC@新橋SL広場

2008-12-21 14:04:21 | ソウル・ファンク


その素晴らしい歌声と楽曲の良さに魅せられ
何度かライブを観ているフィリピン出身のR&Bシンガー、JAY。
その彼が昨年から新橋でゴスペルを歌っていると知り
向かいましたは酔客と宝くじの行列でごったがえす新橋SL広場。
毎年地域をあげてチャリティーイベントを行っているそうで、
今回は彼が率いるアマチュアゴスペルグループでの登場だ。

ゴスペルときくとお揃いのスモックを着てハレルヤ、
みたいなイメージしか湧かない哀しき日本人だが、
いやはやこの方達は凄かった!!!

"Ain't No Mountain High Enough"をはじめオリジナルの
"Challenges"(これがまた元気の出るイイ曲!)、
ノリノリの"Gonna Be A Lovely Day"などで、
あくまで私が目と耳で聴いた限りでの感想だが
それはゴスペルというよりR&Bそのものだった。
(あとでその理由がなんとなく分かるが後述)

バックトラックよし、選曲よし、そしてJAYの
神がかり的なパフォーマンスとソウルフルな歌声。
さらに衝撃を受けたのが、TNCさんのコーラスだ。

思い思いにドレスアップした男女17名のコーラス隊が
JAYさんのリードのもと、ゴスペルにとらわれず
ノリのいいR&Bに分厚いバックコーラスをつけた、という趣きだ。
それも、普通ではちょっと考えられないくらいの大声量。

大人数の生声がこれほどインパクトのあるものとは知らず、
純粋なアカペラ以外のライブにおける役割の大きさに驚いた。
女性数名が交互にリードをとる曲もあり、華を添えている。

皆のちょっとした振り付けもごく自然で歌によく合い、
ここが新橋SL広場でなければ私も踊りだしていただろう。

1ステージ観たら帰ろうと軽い気持ちで訪れたが、
あまりにもよかったので2ステージ目も観ようと即決。
チャリティーで何故かもらった景品の重たい袋をかかえつつ
時間をつぶすのに苦慮しながらも、最後まで堪能させて頂きました。

R&Bのお好きな方、来年もステージがあればオススメですよ!

【続く】
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スガシカオ Funk Fire@渋谷AX

2008-12-17 21:03:27 | ソウル・ファンク
ある日、友人からスガシカオに行かないかと誘われ
NHKホールの"FUNKAHOLiC"、ライブハウスの"FUNK FIRE"
両方に申し込んでみたところ、渋谷AXのほうが運よく当たり
スタンディング派の我々は大喜び。12月にむけて期待を高めていた。

しかし直前に公式サイトを見ると、嬉しい告知と同時に懸念事項が。
"FUNK FIRE"はバラードなしファンクONLYです!とは嬉しい宣言だが
先週のNHKホールの後、体調不良でその後の公演を延期したという。
だ、大丈夫なんでしょうか・・

しかし心配は杞憂に過ぎず、初めての生シカオは最高だった!
深いファンでもないのに申し訳ないが感想を書かせて頂こうと思う。

"日本のKING OF FUNK"と形容されがちなスガシカオだが
正直なところ、以前からなんとなく違和感を覚えていた。
ファンクかなー?彼の音楽はファンクなのかな??
疑問を抱きつつ臨んだライブには一つの答えがあったように思う。

"FUNK FIRE"と銘打ったライブはホールツアーや弾き語りとは
まったく構成が違うようで、本当にバラードをやらず
ノンストップで次から次へとアップテンポな曲をつないでゆく。

半袖シャツにジーンズというラフないでたちで登場した
シカオちゃん(←敬称です)は色白で華奢なお兄さんだが、
ひとたび演奏が始まると歌声は独特のパワーに満ちあふれ
全身から脂ののりきった物凄いオーラをまき散らす。

曲の出だしはブリブリのファンクなのに、ボーカルが入り
サビに至るとポップな「シカオワールド」全開なのだ。
MCも噂どおり面白く、とてもカッコイイではないか!

また、プロの方にこのような感想は甚だ失礼だが
ギターもあそこまで弾きまくるのかとびっくりした。
ボーカルよりも、ウィンウィンうねりまくるギターソロに
むしろスガシカオの真の「ファンクネス」を感じる。

FUNK FIREはスガシカオのソロ公演としても、5名の
実力派ミュージシャンによるゴツいバンドとしても楽しめる。

ドラムの岸田容男さんは以前見たことがあるが、
小さなライブハウスにはパワフルすぎる印象だった。
しかし、彼のすさまじいドラミングは大箱で水を得た魚の
ごとく冴えわたり、まるで雷神が舞い降りたようだ。

そしてベースの坂本竜太さんも見たことがあるが、
要となるファンクベースをブンブン弾きまくり
シカオちゃんと背中あわせでセッションする姿が
とても色っぽく、思わず見とれてしまう。

途中のMCで、シカオ(←呼び捨てご免)が
おもむろに「ワシントン・ゴーゴー」を演ると言い出した。
なんでも新作"FUNKAHOLiC"で唯一実現できなかったのが
このジャンルだそうで、理由は「曲が長くなるから(笑)」。
なんせ3時間ぐらいやるんだよーー!!と説明しながら
ユルいゴーゴーをベースにしたオリジナルを聴かせてくれる。
いいよシカオちゃん、これで3時間いって!と思ったのは私だけか(笑)

それにしてもこのバンドとスガシカオは本当にかっこいい。
ファンクではなく、それは骨太なロックの持つカッコ良さだと思う。
ベースはファンク、スタイルはロック、そしてボーカルは
あくまでポップ。人気の秘密がここにある気がしてならない。

周りはもちろん熱狂的なファン(女子多し)だと思われるが、
彼の音楽を各々が自分の中に取りこみ、取りこんだ思いを
アーティストへの愛に昇華し思いきり発散させている感じで、
ライブハウス全体がとても良い空間になっていた。

ナンチャッテの私もテンションが上がりまくり、
この日一番ファンクを感じた「リンゴジュース」や
お気に入りの「午後のパレード」では忘我の境地へ。

アンコールを含め2時間弱の渾身のライブ。いや~、楽しかった!
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THE家元の歴史

2008-12-15 00:42:32 | ソウル・ファンク
いままで日本の歴史をまったく勉強もせず理解もできず
江戸時代なんて異次元の世界だと思っていたわたくしが
平易な文体にハマリました妖推理帖「しゃばけ」シリーズ。

そこでお江戸といえば三味線ファンク、以前ご紹介した
”THE家元”の元リーダーにして長唄の師匠、
杵屋勝四郎さんのブログを久しぶりにのぞいたところ
「もう時効」とばかり当時の想い出が綴られて面白い。

しかも、昔の映像をYOUTUBEにアップするぞ~!なんて
書かれているので探してみたところ、本当にあって感激。
スタジオライブの力の入った熱演は、レコードと違い
ギターソロやラップ、曲の〆かたにも工夫がありカッコイイ。

1.襲名パーティーナイト
2.マッスル千代の富士

この杵屋(当時は襲名前で村治崇光)さん、相当かっとんだ方らしく
バンドもキワモノ扱いされていたのが残念でしたが、
リズム隊も三味線もラップもボーカルもダンスも素晴らしい!
ファンク好きの方にぜひ見て頂きたい逸品でございます。
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シェリル・リンふたたび

2008-12-13 00:56:47 | ソウル・ファンク
ミッドナイトスター来日の報に浮かれていたところ
ビルボードライブでシェリル・リンの再公演も決定!
(→前回の感想はコチラ

しかも今回はレイ・パーカーJrもご一緒とのこと、
生レイは拝見したことがないだけに
どのようなステージになるのかとても楽しみです。

ちなみに、数あるレイのビデオで一番好きなのは
華やかなアメリカンレビュー風(?)の”Jamie”。
ハッピーを絵にかいたような音楽とダンスに和みます。
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ミッドナイトスターふたたび

2008-12-06 22:46:28 | ソウル・ファンク
昨年来日し、アダルトな熱血エレクトリックファンクと
超うっとりバラードを聴かせてくれたミッドナイトスター。
彼らのコットンクラブでの再公演が決定!
これは行かなあかん、いかなあかんで~!!

コンファンクシャンのライブの際はお手頃なファンクフード
ご提供くださいましたコットンクラブ様、次回は
よりパワーアップした「エレクトリックファンクフード」を
ご用意いただきたく、ひとつよろしくお願いいたします。

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RUFUS@ブルーノート東京【想い出】

2008-11-22 02:13:36 | ソウル・ファンク


ルーファスのライブから早や一週間、
薄れゆく記憶をたぐりつつの感想ですが・・

名前や若干の曲こそ知っているものの、
バンドの詳しい知識は皆無のルーファス。
今回のボーカルの目玉であるメイザ・リークすら知らず
ライブに行こうなど百年早い。

しかし13名もの魅力的な大所帯に加え、なななんと
あのメリージェーンガールズのメンバーまで来ていると知り、
頭の中のファンク警報機が突如鳴り響いた。
きっと何かスゴイものが聴ける。行くべし、行くべし!

・・というわけで着のみ着のままで訪れたブルーノートだが、
重量級のどすこいファンクがここにあった!

とにかく見どころの多いライブだ。粋な帽子をかぶった伊達男さんの
軽快なファンキードラムが心地よく、ベースとの息もぴったり。
演奏が分厚すぎて目だたない楽器もあるのが惜しまれるが、
地味なパートもしっかり「ダシ」としてじわじわ効いているのだろう。

フロントのトニー・メイデンさんは激情的なギターと
見事なボーカルをきかせ、さらに愉快なMCで観客を沸かせる。
スリムな彼は身のこなしもタイトで鮮やかだ。

そして女性ボーカル3名の貫禄といったら!
てっきり元インコグニートのメイザさんが主役かと思いきや
意外にもそうではなく、3名が平均して交互にリードをとる。
全員がダイナマイト級のボディで迫力満点な上に
中低音域を活かしたボーカルで、特にマダム・ディーさんの
歌声は「これぞソウル」!天にも届かんばかりの勢いだ。

さらにトニーの若いお嬢さんも2曲ほどソロで歌ったが
お父さんゆずり?のスリムな彼女のボーカルも素晴らしい。
大先輩にもおされぬ度胸で、将来楽しみだなあ!

これだけでも十分すぎるほどのメンバーだが、さらに凄い
キーボーディストがいる。ブライアン・カルバートソンだ。

トニーが「彼はとてもファンキーだよ」と紹介したとおり、
この金髪イケメンのいっけん穏やかなお兄さんは
ショウ前半のおいしいところをぜんぶ持って行ってしまった!
トニーと二人、ときにホーンも吹きつつすさまじいセッションを繰り広げる。
あまりの超絶テクに一体もう、なんじゃこりゃの世界だ。

こういうファンクはオールスタンディングで観たいいっぽう、
すばらしい即興は「座して」聴いたほうがよいのかも、とも思う。
ただただ口をポカンと開けて、匠の技に見入るばかりだ。

ボルテージが上がった彼は嬉しそうな顔でステージをはね回る。
ダンスこそしないが、ところ狭しと暴れる姿はファンキーそのもの。
彼が遠くから女性をしばくマネをすると彼女達が左右に「叩かれて」みせる、
イモ欽トリオばりのパフォーマンスにも笑った。
いやあ、この人たち面白いなあ!

旧ルーファスを知らないからこその感想かもしれないが、
ライブを観ても「古い」感じが全くしないのが新鮮だ。
この手のライブはえてして懐メロ的な要素が強くなりがちだが、
彼らは「現在進行形のファンク」を聴かせてくれたように思う。
それが名曲の持つ力かもしれないし、生演奏のパワーかもしれない。
はたまた若いメンバーとの化学反応なのかもしれない。

理由はどうあれ熱くてフレッシュな新生RUFUSのファンク、
今後もさまざまなメンバーをフィーチャーするのだろうが
どんな展開をみせてくれるか楽しみだ。

【追記】
ルーファスの素晴らしい演奏とは関係ないが残念な点が。
ヴァル・ヤングさんがメリージェーンガールズの歌を
歌ってくれると期待しまくったのだが、時間の都合からか
この日はカットされ、すご~~く残念!また来日してください!

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RUFUS@ブルーノート東京

2008-11-12 01:04:10 | ソウル・ファンク
表参道に舞い降りたファンクの神様のお導きにより
とつぜん発作を起こして向かいましたはブルーノート東京。
再始動したルーファスのステージをひっそり堪能しました。

まったく予習もせず独りで行ってぶっつけ本番、
申し訳ないような若葉マークの観客でしたが
輝かしい未来を予感させるすんばらしいステージでした

今日は聴けなかった、でも凄く聴きたかった曲があるので
贅沢ながらもう一度行きたい・・と切ない想いです。

新生RUFUSに幸あれ!

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JAMES”JT”TAYLOR × オバマ

2008-11-07 00:32:20 | ソウル・ファンク
アメリカにも政治にも無知きわまりない私では
ございますが、本日はオバマ応援ソングを。

クール&ザ・ギャングのファンサイトで
元ボーカルのJames”JT”テイラーが
オバマ氏の応援歌を歌っていることを知りました。

WHO'S THE WINNER

曲中にオバマ氏の演説をフィーチャーし、
とてもキャッチーで覚えやすく元気の出る一曲。

冒頭と最後にJT本人と息子さん(カワイイ!)の
コメントが入っていますが、非常にポジティブで前向きな
(←二重表現?)気持ちの伝わる良作だと思います。
この調子でニューアルバムも出してください!

JTのお陰で、自分にとって遥か遠いアメリカが
ほんの少し近づいた気がします。

・・気がするだけにとどまらず、クールもJTも
ポジティブな波に乗って太平洋を横断し、
来年こそ日本に来てほしいものです。

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