goo blog サービス終了のお知らせ 

音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

アーバン・ゴスペルの王者、登場!

2009-05-03 14:12:22 | ソウル・ファンク

昨年末にゴスペル界の調査(?)をしていて
遅まきながら出会ったカーク・フランクリン。

(→Kirk Franklinの過去記事はコチラ
最新作でもグラミー賞を受賞されたそうです)

コミカルでエネルギッシュなパフォーマンス、そして
ブラコン・ファンク好きのツボをつきまくる曲の数々に
実物を見たいな~、でも無理だろうなあ~

などと夢見ていましたらばナント!
ビルボードライブに初登場というではありませんか。

・大阪公演 9月15日(火)、16日(水)
・東京公演 9月18日(金)、19日(土)

おお、ドリームズカムトゥルー。

日本人の私が神様に捧げるコンサートを
どのような立ち位置で観ればよいのやら
迷うところではありますが、でも行っちゃうぞ。

来日メンバーの発表はまだですが、
大人数であるほど面白いと思うので
ぜひぜひ大所帯で来てください!

Kirk Franklin、超期待大でございます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AL McKAY Allstars@ビルボードライブ東京

2009-04-29 19:23:57 | ソウル・ファンク
元EW&Fのアル・マッケイ率いる
アル・マッケイ・オールスターズ。1970年代
アース黄金期のナンバーをこれでもか!と
生演奏してくれる、トンでもないバンドだ。
(→前回の感想はコチラ

昨年初めて観たときは耳が痛くなるほどの
音圧にビックリしたが、今回のライブの出だしは
意外にも「あれっ、ちょっとローテンション?」

お叱りを覚悟で書くが、何かチグハグでノリきれない。
各メンバーの力量に申し分あろうはずもないが、
なぜか一点にうまく着地していないように思う。
連日の公演でお疲れなのだろうか・・

ところが、ある時を境にライブが劇的に変わった!

今回の「江川な人」も3回裏、”イン・ザ・ストーン”か。
突如うってかわってリズムがイキイキと走りだし、
演奏にドライブがかかったのにはア然とした。

それは長い滑走を経てテイクオフ、
などという生易しいものではない。
地上からいきなりマッハのスピードで急上昇、
成層圏を突き抜け宇宙に放りだされた感じ。

ここはどこ?わたしは誰?

大所帯バンドの創りだした異空間で
会場の誰もが灼熱の宴に身をまかせる。
リズム隊、キーボード、ホーンズ、さらに
鉄壁のコーラスが一体となって押し寄せる。

白いシャツも爽やかな男性ボーカル3名が
ふわりと軽やかに、そしてエレガントに舞う。
どうすればこんなグルーヴが生みだせるのか?
どさくさ紛れに彼らの動きをなぞってみても、
真なるソウルには遠く手が届かない。

アル・マッケイさんは変わらず穏やかに笑いながら
やはり一歩ひいた位置でバンドの屋台骨を支え、
我々はお釈迦様の掌で踊らせて頂くばかりだ。

アースの音楽性を論ずる立場にはまったくないが、
彼のブリリアントなカッティングギターが曲を磨き
永遠に輝かせているのだと実感できた気がする。
アンコールの"Let's Groove"でもギターがよく聞こえ、
聴きなれた名曲がまったく違う側面から迫ってきた。

感きわまって涙する、とはよく言われるが、
感きわまるとジャンプすることもあるのだ。
気がつくと何曲も続けてビョンビョンとび跳ねていた。
アースの音楽が放つ力はかくも強大なのか。

時間よ止まれ。ずっと宇宙にいさせてください!

しかし旅には終わりがくる。戻らねばならない。
"That's The Way Of The World"あたりから
名残惜しくも宇宙にサヨナラし、ふたたび
マッハの速度でしゅるしゅると地上に降り立った。

アル・マッケイのゆくところ宇宙のファンタジーあり。
次回の異次元旅行を早くも心待ちにしております。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謎のソウルスポット@台場一丁目商店街

2009-04-26 02:22:09 | ソウル・ファンク


所用でゆりかもめ線に乗った帰り、
お台場に寄って人の少なさに驚いた。
平日とはいえお店、大丈夫なのかな?

そんな心配はさておき、昭和の街並みを再現した
台場一丁目商店街で不思議なモノを発見!

このプリクラっぽい機械の正体は
「アメリカから初上陸」の触れ込みのDVD作成機。
曲に合わせて歌うと、ダンサーの映像と合成された
オリジナルミュージックビデオができるという。

しかも、観光地の顔出し記念写真よろしく
(なりきり海女さんとか、そういう感じの)
顔だけ台の上にのせて口パクすればよいそうで、
あとでクロマキー処理をしてくれるらしい。

しかし曲目リストを見てぶっとんだ。

ジャクソン5、アレサ・フランクリンやJB、
ローズ・ロイスにグロリア・ゲイナー、パティ・ラベル、
極めつけにシュガーヒル・ギャングのラップまで。
さすがはアメリカ直輸入、誰が歌うねん!?

つまり”顔芸”でソウルを表現せよということか。
う~~ん・・・やってみたい!!

歌うは一時の恥、やらぬは一生の恥ということで
慎重に曲を選んだ結果、ジャクソン5じゃ(顔)芸がないし
ジェイムス・ブラウン御大も迫力的に無理。やはりここは
リック・ジェイムスの「スーパーフリーク」しかない!
と、意を決して”エアRICK JAMES”にトライ。

5分後、猫山が百面相で暴れまくっている
門外不出のスーパーフリークなDVDが
出来あがったのでありました。

ソウルサーチャーの皆様には、
このソウルフルなマシンがアメリカに帰ってしまう前に
ちょっぴりオススメでございます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富山ちんどん紀行:いきなりインタルード

2009-04-06 00:39:03 | ソウル・ファンク
何かとせわしない富山ちんどんの旅。
ようよう自宅に帰り着くと、コットンクラブから
素敵なお知らせメールが届いていました。

「人気ソウル/ファンク公演が続々決定!!」

ラインナップには、以前涙が出るほど素敵な演奏
聴かせてくれたファンクバンド「ブリック」の名が。

おーーー、お久しBRICKの再来日が決定ですか!!

これは是が非でもゆかねばなりません。
お店に集いしファンクファンの皆さ~ん(ボヤッキー風に)
コットンクラブにファンクの灯をともし続けましょう。

UNITED WE FUNK, Yes We Can!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GOT TO BE REAL!

2009-03-20 00:14:32 | ソウル・ファンク
インド映画に続き、「這ってでも行くぞ」シリーズ第二弾、
シェリル・リンWITHレイパーカーJr、最高でした!

道中「東京ミッドタウン2周年パーティー」の行列にひっかかり
”今日はビルボードには飛び込みで入れない”と言われ大ショック。
ともかく店まで行かせてくれと係の方に懇願し
別ルートからビルボードライブのフロアに上がったところ、
あっさり当日チケットを売ってくれました。
言って、いや、行ってみるもんだ!

超一流職人の奏でる激烈ハードな生ディスコ。
さらにさらにパワーアップしたシェリルの歌声、
甘い甘いレイのギターとボーカル!

これから行かれる皆様、たまらんちんでございますよ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JTvsK20

2009-03-15 00:18:46 | ソウル・ファンク

会社に棲みついた感のある毎日。
もーイヤだとばかりに立ち寄りましたは
Yエスブックセンター。

映画「K-20」の原作、怪人二十面相・伝の
続編を買おうと文庫売り場に向かい、
もしかして?とポプラ文庫の棚をのぞいて狂喜した。

なななななんと、怪人二十面相シリーズの
第二弾が早くも発売されているではないか!
今回のラインナップは「宇宙怪人」「透明怪人」ほか
全四作品。北村想さんには悪いが、オリジナル優先だ。

一気に大人買いして大喜びで階下に降りたところ
”THE DISCO”なるド派手なPOPが飾られ、
誰の趣味なのかEW&Fやシック、ドナサマーのCDが
ひっそりと売られている。(本屋で買う人いるのかな?)

その中にクール&ザ・ギャングもあるではないか!
2001年発売のデジタルリマスター盤、
いくら曲がかぶろうが欲しいものは欲しい。

で、でもさっき二十面相を買ってしまったし・・
私の中でJTと怪人の凄まじい一騎討ちが始まった。
葛藤に葛藤を重ねることしばし、泣く泣くCDは諦めたが
読み終わったら必ずやCDコーナーに戻ってきますぞ。

それまでCDが残っていますように・・
JT、待っててくださいね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

James "JT" Taylor Is Back!

2009-03-10 01:21:24 | ソウル・ファンク


ビルボードライブ東京は熱かった!
TOO HOTなライブに乾杯!!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ・ディスコ

2009-03-09 00:15:09 | ソウル・ファンク


仕事が佳境に入り、曜日の感覚も薄れてきた昨今。
長々と作業していても、どうにも進まぬときがある。

そんなおり、ふと考えた。重い太鼓も叩きながらなら
長く歩けるように、踊りながら仕事してみてはどうか?

・・そこで誰もいない時間帯、会社に常備の(おいおい)
ディスコヒット集・その名も"The DISCO"をBGMにしたところ、
リズミカルなビートにのって資料作成のはかどること!
おお、これはなかなかいいぞ!というわけでこのコンピCD、
「隠れ同僚」としてすっかりヘビーローテーションに。

1曲目のノー天気な”ホリデイ”はむしろ異色の存在で、
だいたい80年代初頭までをターゲットにしたとおぼしき
往年の濃ゆいヒット36曲が網羅された、骨太な2枚組。
いわゆるサーファーディスコというのかな?

また何が良いってこのCD、バラードが一曲もなく
”ホリデイ”で温まったテンションは上がるいっぽう。
マイコーの兄さん・ジャーメインのヒットも入ってます。

どうやらDJの方々が選曲にたずさわっているだけあり
曲順がよほど良いのか、2枚通してノリノリで聴けるし
ライブのように音楽から大きなパワーをもらえる。

どおりで流れよく作業がはかどるわけだ、と
意外なところでDJの果たす役割を再認識しました。

残業のお供にも「ザ・ディスコ」、おすすめでございます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ZOO FOR SALE

2009-03-01 22:02:58 | ソウル・ファンク


エグザイルが7人増えて14人になる(!)
という衝撃的なヤフーニュースを見た本日。
2ばい、2ば~いで高見山を思い出したのは私だけか。

さて、そんな時代の流れと逆行するかのように
先週中古セールでゲットした戦利品、
その名も「ZOO FOR SALE」をご紹介。

おそらくはEXILEの前身?ともいうべき
ダンスボーカルグループのさきがけ、ZOO。
中西圭三らの手がけるしっかりしたR&Bサウンドに
SATSUKIさんの微妙、もとい絶妙なボーカル。
加えて、華やかでジャジーなリミックス曲も抜群!

個人的に一番好きな曲・「Native」をはじめ、
これぞバブリー!PVもキラキラした時代の空気を反映した
ゴージャスな「Gorgeous」。この元気が懐かしい。

ZOOはダンスグループとしても魅力的だったけれど
音楽だけでも十分聴かせる、ヒット曲てんこもりの1枚。

しかし、レコーディングのときってダンサーの方達は
どうしているのかな?(笑)ボーカルマイクの後ろで
「雰囲気づくり」にいそしんでおられるのでしょうか。

今回のエグザイル倍増には驚きましたが、
リーダーのHIROはZOO出身。そのZOOもメンバーが
固定ではなかったらしく、そういう経緯を知ると
彼の発想もなんとなく理解できる気がする。

・・さて、その結果はいかに?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アル・マッケイ・オールスターズ、アゲイン!

2009-02-17 00:31:53 | ソウル・ファンク
寝しなに大ニュース!

昨年来日してブルーノートを宇宙に繋げてしまった
スペイシーなアル・マッケイ・オールスターズが
今度はビルボードライブに登場との朗報が!

おお~お昼に見たときはなかったのにいつの間に!?
(↑仕事してるんかい)

あの分厚いホーンズがビルボードでどう響くのか?
乞うご期待!
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

13日の金曜日

2009-02-14 11:04:07 | ソウル・ファンク


リニューアル当日にやじ馬で見物にいったきり
とんと訪れる機会のない大丸東京。

開催終了間近の「よみがえる黄金文明展」を見て
古代トラキア人に思いをはせたあと、せっかくだから
ウロウロして帰ろうと最上階まであがってみたところ、
いかにもお高そうで近寄りがたいレストランフロアから
思いもかけずメロウなR&Bが流れてきた。

おそるおそる中をのぞいてみると、そこは
広々とした複合レストランのXEX TOKYO。
ジョージ・ベンソン風のシンガーが生演奏をバックに
ミドルトーンのとてもイイ声で歌っているではないか。

・・おお、素晴らしい!猫山にまたたび。

うっとり耳を傾けることしばし、店員さんに見つかり
慌てて後ずさりしたものの、曲は「マイガール」にうつり
ますますその場を離れられない。しかし怪しげなやつが
高級レストランの前をウロチョロするのはみっともない。
適当なところで切りあげなきゃ!

そこで、もっともらしく係の方に尋ねてみると
彼の名はTCといい毎日のようにライブを行っているという。
しかもジャンルはR&Bがメインだ。やったあ!
そのうち行かねばならぬ。(しかしご予算はいかほど?)

しかも、あとで調べて驚いた。TCこと"Jason TC Bryant"さんって
S.O.S.BANDのオリジナルメンバーではありませんか!?

↓彼のCMサイト、選曲も超ナイスです。うっとりアゲイン。
http://www.reverbnation.com/jasontcbryant
(しかしSOSの歌を歌ってくれるんだろうか?)

意外なところにソウルスポット発見、
おあとがよろしい13日の金曜日でございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩テックのおもひで

2009-02-08 01:53:39 | ソウル・ファンク
東京は日野市の遊園地・多摩テックが閉園するという。
個人的に感慨ぶかい。なぜなら、大昔ここで働いていたからだ。
もう時効だと思うので、そのときの思い出を。

情報誌でみつけた「ぬいぐるみバイト募集」の記事に惹かれ
応募してみたところ、そこはいきなりオーディション会場。
今は亡き”ミリ・バニリ”そっくりなロン毛のお兄さん達が
激しく踊りまくり、審査員席にアピールしている。

ああ~、こりゃダメだな、自分はぜったい落ちるわ。
ミリ・バニリには勝てん。Girl, you know it's true!

半ばあきらめ気味で、審査員から求められるまま
巨大なウサギの頭を被り(ウサギ人間登場!)ウォーキングしたところ
蓋を開けてみれば何故か彼らは不合格、自分は合格だ。
いったい審査基準は何だったのだろう?今もって謎である。

ともあれ晴れて多摩テックで働き始めたが、炎天下に
肉布団のような着ぐるみでビッグバンドをバックに踊り続け
汗だくの中意識が遠のいたり、視界がほとんどきかないのに
動物のカブリモノのままアイススケートを滑ったりと、
なかなかにエキサイティングで楽しい経験でした。

青春は甘酸っぱいというが、実態はひたすら息苦しく汗臭い。
・・それもまた青春!?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夜中のミッドナイト・スター【余韻】

2009-02-04 00:04:02 | ソウル・ファンク

【前回の続き】

ずっと耳を離れないゴスペルシンガーのKIKIはお休みして
ここ数日はミッドナイトスターのベスト盤に溺れている。
中でもお気に入りは"Operator"から始まる29曲入りのもの。

感動的なライブの後で改めて聴くと、Midnight Starの楽曲が
いかに素晴らしいかヒシヒシと伝わってくる。ライブとレコードの
相乗効果で、宝石のような彼らの音楽がより一層好きになった。
ここ数年、ネットでライブ映像も観られるため視覚に頼りがちで
純粋に音楽を”聴く”ことが少なくなったが、何故か最近は
原点回帰で「音の世界」に戻ってきたようだ。

踊って泣かせるエレクトリック・ファンク、ここにあり。
次回もぜったい来日してください!お待ちしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Midnight Star2009@Cotton Club

2009-02-03 00:26:43 | ソウル・ファンク


年明けから忙しく、週末も会社にへばりついている。
(オペレータ、緊急事態です!)

そんなこんなで、あろうことか今回のミッドナイトスターも
あやうく見逃すところだった。しかし、肉体疲労時にはファンクだ
・・と、煮詰まり気味の頭を抱えて向かいましたはコットンクラブ。

時間ぎりぎりに会場に辿りつくと既に席はほとんどなく、
ホントに後ろの後ろだ。しかし見づらい一方、よい点もある。
周りに気兼ねなく「勝手にダンスフロア」ができるのだ!
恥も外聞もなく、一人で終始踊りまくりである。

さて、ステージの面々が妖しげな黒装束を脱ぎ捨てると
生成り風の上着にジーンズという上品カジュアルの6名が現れた。
"Electricity"、"Wet My Whistle "、"Midas Touch" "Operator"と
重量級のエレクトリックファンクを惜しげもなく繰り出してゆく。
初めて観た際はあの”鼻つまみ声”が一体どこから出ているのか
気になったが、今やすっかり慣れてもはや全く気にならず、
「メンバーの一人」として私の中で完全に市民権を得ている。

以前は少しシャイな印象を受けたミッドナイトスターの面々だが
今回はステージングが非常に練られており、楽しさ倍増だ。
客席との緊密なコール&レスポンスに、フロント3名の
計算しつくされたステップ。ラップを含む曲間のつなぎも見事で、
往年のエネルギッシュなステージを彷彿とさせる。

演奏レベルの高さ、まとまりのよさは前回とまったく
変わらないが、さらにショウの完成度が上がったと思う。
ベリンダ姐さんの激シブボーカルとボー・ワトソンさんの
ファルセットボイス。二人の絡みも見応え十分だ。

さらに、彼らの魅力はアップテンポにとどまらない。
途中からミディアムスローを差し挟む、その素晴らしさ!
スローなのにグルーヴィー、ゴムまりの如く弾むリズムに
溜息がでるほどメロウでロマンティックなメロディライン。
4名のピタリと揃ったコーラスの美しさに、ふだんバラードを
聴かない自分も中盤からウルウルと涙が出そうになってきた。
"Slow Jam"に陶然、"Curious"あたりで忘我の境地だ。
どうして世の中にはこんなに美しい音楽があるのだろう?

彼らは大学時代からバンドを組んでいるそうだが、
今なお元気いっぱいのベリンダさんの還暦パワー(失礼)と
成熟した大人の世界の絶妙な組み合わせに参りました。
今回ほど席を立ち去り難くステージをもう一度見たい、と
切望したことはない。それほど魂に沁みいるライブだった。
せめてどうしてもひと言メンバーにお礼を伝えたくて、
写真とCDを買いサイン会へとなだれこんだのであった・・

昨今の不景気はこの手のエンターテイメント業界を
直撃しているのではと個人的に気をもんでいるが、
こういうときこそイイ音楽を聴いて元気をもらいたいと思う。

コットンクラブのライブは今宵も最高でした。
本当に行ってよかった!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボールド・ライト・ライフ

2009-01-25 23:28:54 | ソウル・ファンク

【前回の続き】

Kierra KiKi Sheardの新譜にハマり、旧作のお気に入りも含めて
珍しくパソコンに"My KiKi Best"まで作った昨今。
音楽を聴くには十分なのに、日本盤まで買ったわけは
アーバンゴスペルの”ジーザス度”がいかほどなのか
知りたかったから。2000円弱の投資は「研究費」だ。

・・予想はしてましたが、それはもう神様度高し!
曲自体は尖ったR&Bでバラエティに富むが、
テーマは一貫して「神への愛」オンリー。

B4両面にびっしり詰まった訳詞の中に「神」が
いったい何十回でてくることか。まったくブレずに
アルバムを作りこんだ彼女の信念と自信が伺える。

くしくも本日のNHKスペシャルは南アフリカ。
格差の広がる黒人社会で、貧富の差を超えて
5千人もの人々が大きな教会で一同に会し、
神の名のもとで歌い踊るさまは圧巻だった。

彼らの心の何を理解できるわけでもないけれど、
無信心で音痴でリズム感皆無の自分には眩しい光景だ。

そんなことを考えながら聴くKierra Sheardの歌は
いっそう味わい深い。ジャケット写真と違い
実際はかなり恰幅のよい方(汗)のようですが、
日本盤だけ曲順を変えたり写真を変えたりと
アイドルみたいな売りだし方をしなくていいのに、
と思います。EMIジャパンさん、ご一考を。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする