猫山の乳がん日記

2009年11月、2年半かかった乳房再建が完了。ホルモン治療は副作用のため1年間で中止し、無治療です。

通院(乳腺外科・形成外科)・修正病理結果

2007年08月07日 | 術後~現在
乳腺外科@手術をした病院。

なかなか病理結果&紹介状が送られてこないので
先生個人の連絡先を知っている人にお願いして
どうなっているのか聞いてもらった。

病理結果に記載ミスがあり、修正中とのこと。
命に関わることなんだから、
間違いが判明した時点ですぐに連絡くれるべきだと思う。


Dr「いやー、結果をお渡しするのが遅くなってすみません」
謝るのは遅くなったことじゃなくて
間違いがあったことと、
それをこちらが聞くまで知らせなかったことでしょう?


Dr「先月がんの広がりをお伝えしましたが、
  あれは腫瘍の大きさでなく石灰化全体の大きさでした。
  よって、t分類とステージを訂正しています。」

先月腫瘍径2.6cmだと言われましたが
それは石灰化の長さで浸潤径は1mm以下とのこと。
よって、T2→T1micに、ステージをⅡa→Ⅰに訂正。

地元の先生に確認してみてと言われていることを聞く。
私「石灰化の乳管内進展はかなり広かったはずなんですが
  2.6cmでは小さすぎると思います。」
(私が見たかんじでは、石灰化は4~5cmはありました。)

Dr「えーと…、うーん… 石灰化すべてががんだったわけではなく、
  その一部ががんだったということだと思います。」
「思います」では困ります。

私「それと、私は右胸の手術を受けましたが、
  ここでは『左』となっていますが、誤字でしょうか?」

Dr「あっ!これは間違いです。左胸はいじっていません。」
と、慌てて誤字を修正する先生。


私「それとですね、私、半年毎に乳がん検診受けてきて、
  半年前の生検では良性って言われたんですが、
  石灰化の針生検って難しいものなんですか?」

Dr「その検査した先生をかばうわけではないけど、難しいです。
  細胞を取るのも難しいし、うまく細胞を取っても
  病理検査で見落とされることもあります。」

その「難しい」っていうことを確認したかった。
もし「難しくありません。私なら半年前に見つけることも可能でしたね。」
なんて言われたら、自分を苦しめるだけだし、
過ぎたことを今さら聞いてどうする?
という質問だけど、確認せずにはいられなかった。

私「抗がん剤は使った方がいいですか?」

Dr「国際基準からすると、年齢、グレードの高さから
  使った方がいいということになりますが
  日本では病院によって判断が分かれるところですね。
  脱毛など副作用もきついですしね。」

私「先生は使った方がいいと思いますか?」
Dr「猫山さんの場合、まず卵巣をどうするかですね」
私「卵巣は取らないことにしました」
Dr「それじゃ、ホルモン療法しないといけませんね」

ん?抗がん剤使うならそっちのが先だよね?
いいや、地元の先生に相談しよう。
ちょうど先生のが鳴ったので、終了。

「間違っていたので、訂正しました」っていとも簡単に言ったけど
これは生命に関わる重大なこと。
半年毎に検査を受けていたのに早期発見できなかったということが
ショックで、最初の病理結果を見たときは
帰りの電車の中で涙が止まらなくなり
それから今日までの1ヶ月間、間違った結果を見ながら
悶々と過ごしてきたのだから
一言ぐらい苦言を言ってもよかった。

なによりこの1ヶ月の間に病状のことを全く話さない私を
すごく心配したまま父は逝ってしまったのだから。

「まだ父は極楽浄土に行く階段の途中にいるから
そこへ行って『娘さんのがんは早期でしたよ』と
言って来て!」
と言えなかったことをここに書きました…         

いつも診察室を出てから「あーいえばよかった」とか
あれこれ思う。

もらった診断書を確認したら、手術名も間違っていて
自家組織で同時再建したことになってた。
ずさんにもほどがあるよ…。
       


気を取り直し、続いて形成外科へ。

シリコンの見本を見せてもらう。
揉んでみた。
ちょっと硬い。

実際に入れるのはもう一段硬いのになるんだって。
柔らかいのは日本では入手できないんだって。
硬い方が形はきれいにできるんだって。

胸は柔らかくてなんぼだと思うけど
硬いのがヤなら、自分の皮膚で作るしかないんだよねー。

質問ノートにはまだ質問が残ってたんだけど
また来月

先生、初診のときからずっと
なんだかとりつくシマのないかんじがしています。
先生がインプラントでの再建を快く思っていないのは
言葉の端々から感じていますが、
こちらとしてもデリケートで重要な問題なので
いろいろお聞きしたいのですが。

近い将来、柔らかくて、安全性が高くて、形もよく
日本に輸入できるシリコンが開発されますように。
   


本日のよかったこと

前から気になっていた古い邸宅を改装したステキな
レストランでがん友さんとランチ。
ためになるお話をたくさん伺った。
私も病理のこと、父のこと、いろいろ話を聞いてもらった。


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