引っ越しプラン

ここ数年、やや遠方への引っ越しを試みようと
ちまちまと貯金をしておりました。

昨年やっと引っ越し資金も貯まり、
職場に辞意を伝えた途端、乳がん発覚。

引っ越し資金のはずだったお金は
再建費用と手術続きで去年はあまり働けなかったため
生活費にほぼ消えました。

もし乳がん発覚のタイミングが遅れて、引っ越してしまっていたら
家族から離れたところで
一人がんと闘わなくてはならなかったし
父との最期の濃い時間も過ごせなかったので
それでよかったと思っています。

そして一連の手術も一段落し、
今年になって小金を貯め
そろそろまた引っ越しプランでも…と考え始めたころ
再建手術やり直し案が浮上。
また(たぶん)手術代に消えることに。

こうやって動こうとするたびに
何か阻止するようなことが起きるということは
動かない方がいいってことなのかなぁ。

そもそも、新たな場所で新たなことを始めるのが億劫、不安
という気持ちや、引っ越しなんて結局「現実逃避」なんじゃないの?
と思いが根底にあり、
100%前向きな引っ越しではなく、迷いをかなり伴っているのも事実。

こうやって軸がはっきりしないまま過ごしているから、
「病気をしてお金がたくさんかかって、動けなかった」とか
「独り身となった母の近くにいたほうが親孝行である」などという
体のいい大義名分がふりかかってくるのかなぁという気がしてきます。

いろんな形で引っ越しプランを阻止されたことで
それでもあなたは引っ越しプランを実行しますか?
と気持ちを試されている気もしてます。

でも、もうこれ以上体のいい理由がふりかかってくるのはいやなので
早いうちに迷いを振り切りたいです。

もう気力も体力もお金もないと嘆いていたわりには
再手術に気持ちが傾いてきたので
まずは手術資金と思っていたら
出勤途中で宝くじ売り場が目に入り、
ふらりとグリーンジャンボを購入(笑)。


本日のよかったこと
上記のようなとりとめのない思考を振り払うために
仕事に没頭したら、めちゃくちゃはかどりまくった。
いつもそれぐらやれよ、って思われてそうだ…