ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

河村隆一のカバーCD(evergreen)の魅力に愕然

2006-10-20 23:54:44 | 音楽
 家内が河村隆一のカバーCD(evergreen)を手に入れてきた。家内はルナシー時代からファンらしいが、私は一通りの知識程度しか持っておらず、歌がうまくてとにかく売れまくって稼ぐだけ稼いで、今はそんなに仕事しないで貴族のような暮らしをしている青年、ということくらいしか知らなかったが、ソロに転向してからのヒット曲で好きな曲もあるので、私も聞いてみた。
 聞いて、まず声の美しさに加えてそのくどさ、濃さ、わざとらしさがどばっと押し寄せてきて、最後まで聞くことができなかった。
 でも、私が元々大好きな曲が何曲か入っているので、キモさに耐えながら聞いていると、恐ろしいことにそれがだんだん快感に変わってきた。伸びとつやがすばらしい美声に絡まったくどさ、濃さ、わざとらしいデコラな表現にすっかり魅了されている自分に気付いた。これはやっぱりただものではないシンガーだ、と脱帽だ。こんなオヤジまでその世界に引き込んでしまうんだから、ほんとにすごいよ。「参りました!あんたが大将!」的な、驚きと困惑が混じった賞賛を感じた歌手は、日本人では永ちゃんくらいだなあ。掛け値なしに、心を動かされる歌声だよこれは。
 これだけ濃くてインパクトのある世界を表現されたら、本家の歌手たちも心中穏やかではないだろうね。本家よりいいと思うのも何曲かある。家内は「恋に落ちて」が小林明子よりずっといいと言ってるし、私はブルースカイブルーとスローモーションが特に好きだ。
 スカーパーの韓国語放送のKNTVに加入しているので、K-POPの番組もよく見ているのだけど、韓国にも濃い歌手、わざとらしい歌手がいっぱいいるが、わが河村隆一は彼らよりも突き抜けた高く美しい世界を疾走していると断言できる。日本人として誇らしい。
 


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