ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

ソウルレポート その2 ソウルの女の子、10年前の東京みたいだ(悪い意味でなく)

2005-07-25 09:29:21 | 海外&外国語
今回ソウルの町を歩いていて、女の子の姿を見ていると、日本の女の子との明らかで大きな違いが2つ。アイメークが薄いことと髪を染めていないこと。日本だと、いたるところ髪を染めて目をばっちりメイクした女の子ばかりなので、どっちが好きかは別としてソウルの女の子がとても新鮮だった。10年ほど前に初めてソウルに来たときとの比較だが、あの時は女の子の化粧が濃くてびっくりした。マスカラとか化粧品の消費量がすごいだろうなと思った記憶がある。髪を染めている人はそんなに多くなかったかもしれないが。この頃のテレビドラマの女優や、ミスコリアのメークもこってりゴージャスで、(今の日本では死語かもしれんが)「お水っぽい」と驚嘆した。この頃逆に日本の女の子のメークは自然な感じが主流で、アイメークも薄かった。茶髪などは一部の「ヤンキー」の方々だけがやってた。ヤンママなんていう言葉がまだできる前の話だからね。ソウルにはその後も毎年遊びに行っているが、この頃を境にメークがドラスティックにどんどん薄く、自然になって行く。当時、ミスコリアの決勝大会の模様を撮ったビデオを2年分比較したことがあるのだが、前の年はこれ以上ゴージャスにできないというくらいこてこてでまるでラスベガスのショーガールみたいだったが、後の年の参加者のメークやヘアスタイルは前年に比べて著しく普通っぽく自然になっていた。この時は「これは欧米仕様の美を手本とし目指していた韓国が、それをやめて韓国らしい美しさを追求し始めた、韓国の自信と自覚の現れである」とコメントしたが。今流行の韓国ドラマだが、女優のメイクの濃さで制作されたのがどれくらい古いかがわかる。今の韓国の女の子のメイクの自然さもこの流れでずっと来ていると思うのだが、そこで私が非常に興味を持つのは、これからどうなって行くの?ということ。韓国の女性って菅山かおるではないが美肌・美白系の人が多く、自然なメイクがとても映えるし、髪も真っ黒でとても美しい髪をした女性に何人もすれちがう。今の日本の女の子は茶髪と濃いアイメイクが主流だから、それに慣れた私の目にはとても新鮮で逆に個性的に見えた。日本文化流入の制限が解除され、音楽や映画、アニメ等、いわゆる日本の大衆文化がどっとなだれ込んでいるし、もともとファッションに関しての日本の影響は大きく、古本屋とかでは日本の女性雑誌やファッション雑誌が山積みされている。髪とメイクに関しても今の日本の流行が韓国に移っていくのだろうか?みんな髪を染めだすのだろうか?茶髪と濃いメーク(これを「ヤンキー文化」とは言ったらおこられるのだろうか)を韓国の女の子がどう受け入れるか、受け入れないのか、これはちょっと大げさかもしれないが、日本の大衆文化の受容のパターンを見るという意味ですごく興味深い。そのまま受け入れる?韓国の女の子に合うかたちにモディファイして受け入れる?それとも受け入れない?個人的な観測としては、盲目的にまんま受け入れることはないと思うが。特にキムテヒとか、整形もせず、すっぴんでも驚嘆するほど美しい「自然美」(と向こうでは言うらしい)系の美人が活躍して影響力が増せば、日本の「ヤンキー文化」の流入は限定的になるだろう。それにしてもキムテヒは魅力的な女優である。ソウル大学という肩書きをなるほどねと思わせる知的な雰囲気と、笑顔が表わすニュアンスが微妙に変化するミステリアスさ。だれかが韓国の奇蹟と呼んでいたが、同感である。ファンミーティングが日本であったらぜひ行きたいなどと年甲斐もなく考えているが、こういう風に思うのは私だけだろうか?私だったら化粧品とかのCMに絶対起用する。チャンツィーも実は好きだけど。

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