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ピタゴラ「不思議」スイッチ

ヘタレ霊能者朋(tomo)の幼い頃からの心霊体験話をここで載せています。

摩訶不思議100物語 第26話&28話 補足の補足のおまけ

2008-04-28 22:23:28 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。


tomoです。
風が強くて、こんな日には手足から水芸のように、エネルギーが出て行きます。もちろん、アナーキーな頭からも、丹田から一気に駆け上がる勢いのエネルギーが出ています。

あえて言うなら、龍に乗っ取られた感じです。
頭のアナーキーが今日は一段と大きいです。このところ、日本は四六時中風が強いですね。強いと、神経が興奮します。_| ̄|○

で、もったいないくらいのエネルギー駄々漏れ状態です。
で、せっかくだから、出ているエネルギーを、魔女の宅急便のキキのお母さんのように、薬の上から当ててみました。30センチ離れても熱い気が感じられました。


・・・・・薬の味は変わりました。あらびっくり。キキのお母さんになれるかも。
まぁ、今日はどんな無駄遣いもできそうです。自分に思う存分して寝ます。その前に、力がどうせ出るなら、郵便ポストから、郵便を取るとか、宅配便に印鑑押して欲しい。そんな使い魔いませんか。。。。。。息子がなるほうが速そうですが。



GWに主人の実家に行きました。主人の祖父母が健在で、ただ、祖母は医療施設に入っています。ほとんどボケたそうで、介護レベルは4。

私は事前に、主人の祖父母の写った家族写真を、子供のよく見るアルバムに貼っておきました。主人の両親の写真、私の両親の写真は、壁に飾ってあり、いつでも見れるようにしてありますが、今回は、主人の祖父母をよく予習させてから挑みました。

私は、着いたときにはもうヘロヘロでした。生あくびが出て、龍神の気あたりをし、ありえない時間軸の着き方をしました。つまり、距離にしては速かったのです。


で、私はもう、

「おかあさん、お父さん。孫を堪能してください。じゃ、疲れたので寝ます」と言って6時間ほど横になっちゃいました。

ぐっすり熟睡していたのでわかりませんが、親子水入らずで、大変に楽しく過ごせていたようです。しかも、主人の祖母は、私たちが面会に行って、「何故か」私の顔を見たとき、目の奥が光りました。

そうです。その瞬間10分程度、確かに彼女は正気になったのです。



・・・・・・まぁ確かに、22からお世話になっている家で、お母さんにもお父さんにもおじいちゃんにもおばあちゃんにも、私は嫁っちゅーより、娘のようなものです。わがまま言われますが、今回も喧嘩していたことを飲み込んで会いに行きました。

息子AもBもGoodJobでした。

後は、私は、とにかく寝るのみ。じじばばよ、孫は来てよし帰ってよし。思いっきり、どうか、孫にエピソードをくれてやってください。
嫁は帰りの関越を夜中飛ばして帰るのに、体力蓄えておきます。寝かせてください。

じじばばのくれるエピソードは色々合ったようですが良かったと思っています。

この先も、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばぁちゃん、息子達をよろしくね。





tomo

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摩訶不思議100物語 第26&28話補足

2008-04-28 09:56:23 | 摩訶不思議100物語 & 補足
おはようございます。

補足のお時間です。ダブルで逝きます。

祖母ですが、49日の法要の日に夢を見ました。
ずいぶんと若い(40代くらい)祖母が、身支度をしていました。それこそ、伽半をつけて、わらじをつけて、笠をかぶって・・・・白装束のお遍路さんみたいな格好です。

私と言えば、お見送り用に喪服を探しているのですが、見当たらない。ぐずぐずしていました。

すると、そこへ、やはり白い装束を身につけた若い(40代くらい)男が来ました。祖父でした。


そして、祖父と祖母は、準備ができて、「もうありがとうよ」と私に手を振って煙の中を遠くに歩いていってしまいました。

私はそのとき、祖父が迎えに来て、二人は本当に逝ってしまったんだと悟りました。人間死ぬとき、一番自分の美しかった楽しかった時期に戻るのかもしれません。夫婦というのは、こういうものなのかと思いました。

二人が私にくれた愛情は、掛け値なしの本物でした。朝早くから働き、夜遅くまで仕事をする背中。稲の籾殻で炊き上げたご飯。薪割りとお風呂のくべ方。お餅の杵つき、よもぎ摘み。畑から、採れたばかりの野菜の甘み。おいしさ。生みたて卵のおいしさ。川のせせらぎ、美しい水の色。泳ぐ魚。森の中の空気。池で冷やしたスイカのおいしさ。

そして、祖父も祖母も、できる限り物の色々な仕組みを私に教えてくれました。いつでも質素で簡素な古きよき時代のことを思い出せるように。

祖母は言いました。

「財産は頭の中に入れておきなさい。頭の中に入っていれば盗られることもない。そして、更なる資産を生み出すこともできる」


私は今、はっきりと思い出せます。深い愛情に包まれて育った子供時代を。幸せだった自分の子供時代を。無条件の愛情を注いでくれた祖父母と両親。不幸だと嘆いたこともありました。ですが、きちんと思い出せば、確実に幸せは私の手のひらに、まだぬくもりを残して残っています。

だから、私はこの温かい愛情を次世代に繋いでいかなくてはいけない。

どうやって、うまく伝えていけるでしょうか。それを考え、継承していく、これが、これからする私のする心の鍛錬なのでしょう。

できる限りあまねく子供たちに伝えたいと思います。
うわぉ、すっごいまじめな文章でした。
この話はこの辺でよろしくお願いします。


tomo

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摩訶不思議100物語 第28話 「祖母」

2008-04-28 09:13:46 | 摩訶不思議100物語 & 補足
おはようございます。

祖父とくれば、祖母です。両方とも母方の血縁です。
私の父方は、みな早死の系統があり、父が一番長く66までで、長生きした人はいません。母方の祖父母は、90まで行き、その当時は大往生でした。


**********************************************************
今回は祖母の話しになります。

昨年(1995年)逝去した祖母は、10年の間、寝たきりでした。
どんなに歩きたかったろう。どんなに、いろいろなところを見たかったろう。

そう、思うと、祖母が亡くなったと聞いたとき、思わず涙がこぼれて、

「おばあちゃん、やっと自分の足であるけるようになるんだね。」
「やっと自由になれるんだね。」

と泣き崩れてしまいました。かけつけて、祖母に、黄泉路の旅支度をさせるとき、私は足の方の準備にかかりました。たびをきちんとはかせて、きゃはんをきれいにつけて、わらじをはかせました。冷たくなった祖母の足でしたが、私は、しっかり歩いていけるように、しっかり、涙ぐみながら、本当に歩けるようにきちんと準備をしたのです。


祖母は、翌朝、何十年も住んだ家を離れて、斎場へとゆきました。

斎場で、最後の挨拶をして、しばらく待っていました。終わると、壺にお骨をおさめました。




・・・・・・そして、車に乗ろうとした時です。同じ車に乗るおばが、「え?」と、乗るのをためらったのです。

「おばさん、どうしたの?」
「いや、tomoちゃん、いまね、おばさんね、おばあさんに呼び止められたのよ。」「えっ?なんで?」
「のっけてくれですって。」
「やだなぁ、おばあちゃん、もう、車に乗らなくてもいいくせに。飛べるくせに。」

私は、涙がでました。私には、祖母の声が聞こえませんでしたが、一緒の車にのろうとしてくれたことが、なによりうれしかったのです。

帰る路には大きな虹がかかっていました。

私が一番始めの女の子の孫で、とてもかわいがってくれた人でした。

私は、秋の美しい景色を見せてくれた、祖母を、あの日を、忘れないと思います。

************************************************************

補足は補足で祖父の話と抱き合わせで。


この話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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摩訶不思議100物語 第27話「合宿にて」

2008-04-27 21:51:05 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

長いことアップするのを躊躇っていました。

どうそ。


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今回は、河口湖のお話しをします。
音楽関係で、いつも合宿を組んでいた頃がありました。
もう8年も昔(1996年から8年前)のことです。

河口湖に合宿に行ったのは、3月の終わりの頃でした。その合宿所は、色々有名な人が使うところで知られていました。が、ちっともきれいではありません。有名な歌手の写真やサインがありましたが、どうやっても、ベニヤがはがれていたり、タイルがはがれていたり、ぼろくてあまり気持ちのいい合宿所ではありませんでした。

女の子に割り当てられた部屋は3部屋ありました。が、一つは部屋の畳がみんな裏返しにされていたので、使えませんでした。しょうがなく、3部屋分の女の子を2部屋に分けました。

しかし、私が入った部屋は、濡れてじとじとしていました。「これだから、隣の部屋は畳が裏返してあるんよ。」と誰かが言いました。畳が水っぽく、布団をしいてもなんとも言えない感じがして、ゆっくり休むこともできません。しょうがなく、女の子はなんとか無事なもう一つの部屋を全員で使うことにしました。練習、レコーディングを夜遅くまでやって、明け方眠るような形になりました。



ある晩、みんな早く寝た時のことでした。一人だけ起きて毛布を抱えている子がいるのです。

「何してるの?」「まっぁまぁ。」

その子は、何か耳をそばだてています。

「ねぇねぇ、どうしたの?」

と私が近づくと、その子は、私を押さえていいました。

「なんか、スタジオの方がうるさいでしょ?」「そう?」

と言って、ドアに近づくとなんか音がします。

「なんか、うるさいねぇ。でも、これ、スタジオの音じゃないよ。」と私は言いました。「だって、これって、話し声だもの。」




怒鳴っているようにも思えました。

「きっと誰かなんかヘマやったんじゃないの?」

と私は、その子うっちゃんとこっそり覗きに行くことにしました。

「どこだ。どこだ。」と探しているとうっちゃんが言いました。「この部屋だよ。」それは、畳が裏返っていて使えない部屋でした。「まさか。ここは、女の子が使うって、男の子はわかっているはずだよ。」というと、うっちゃんはしいっと指を口に当てました。

・・・・・・・すると、声の主は男の子と女の子のようです。「女の子と男の子がけんかしているよ。こりゃ、やっぱ喧嘩だったね。」私は、そのうるさい怒鳴り声で、この部屋なら誰もこないと思って、誰かどっかでくっついたにわかカップルが、痴話げんかしているんだろうと思ってしまったのでした。


「覗こう。のぞいたれ。へへへ。」

と、うっちゃんがとめるのも聞かずに、私はドアを開けてしまいました。



・・・・・・・・・・・・・すると誰もそこにいません。
「???」と思った私は、ますます、押入れの中だろうなどといい気になって、ずかずか部屋に入ると押入れを覗きました。

誰もいないんです。


じゃ、さっきのうるさいのはどうしたんだ、といえば、うるさくもなくなっているのです。うっちゃんは青くなって私の袖をひっぱりました。

「いこう。いこう。空耳だよ。隣のホテルじゃない?」

私は納得できなかっったので、その部屋の隅々見てまわることにしました。そのとき、裏返して立てかけてある畳がばたーんと音を立てて倒れました。



・・・・・・・・・「ひぇー。なんだぁこれはぁ。」倒れたその畳は真っ赤だったのです。即座に私はうっちゃんの手を引っ張ってその部屋を出ました。




翌日、オーナーから、2~3日前にその部屋で逆上した男の子が女の子を刺して、自分も自殺した、殺傷事件があったことを聞きました。
水をかけて洗ったので、隣の部屋まで水浸しになっていたということだったそうです。


********************************************************

すでに合宿所、つぶれてます。20年くらい前の話ですし。

この話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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摩訶不思議100物語 第26&27話 補足の補足

2008-04-27 10:22:49 | 摩訶不思議100物語 & 補足
おはようございます。

ちなみに、主人の祖父母はまだ健在です。
主人は、祖父がご飯時に一番最初にテーブルについて、孫の分の肉まで食べてしまう、祖父の肉が一番大きいという逸話を話してくれました。また祖母の作る食事は、朝から晩まで鰈を煮たか焼いたか、鰈を焼いたか煮たか、味付けは醤油しかなかったと言っていました。

そんなエピソードが、人を幸せにしていく要因なのかもしれません。
ちなみに、私は現在主人の母と喧嘩しています。それは、再三の無遠慮な主人の母の態度が私の沸点を超えたことにあります。
ですが、孫と祖父母ということでは、私は引き離すつもりはありません。

どんな祖父母であれ、そんな曹祖父母であろうと、血は繋がっているのです。そして、親にしては気に入らないことでも、気に入ることでも、他愛もないエピソードが子供たちの心の栄養になっていくのです。

私は何を言ってもやはり主人の母をある意味尊敬しています。過去に、何度も自分から折れて絆を繋いできました。ですが、今は自分が前に立ってやらなくても、主人が親として目覚め、子供たちに自分の親について継承していけることでしょう。私はその後ろで、黙って見ていればよいのです。

ってか、肉の話ですが、私の祖父母の家では、子供は子供のテーブルと言うのがあって、ちゃぶ台を出してきて、セットして、決して親たち大人のテーブルには邪魔をしませんでした。なので、肉は、従兄弟と兄との間の争奪合戦でした。

ある日の夕方、祖父が、「アイスクリームを買ってやるからおじいちゃんと散歩しよう」と言いました。私と兄は喜んでついていきました。アイスクリームもですが、祖父と散歩するのは楽しかったのです。
ですが、従兄弟たちは言いました。

「クソじじい。アイス買ってくれなくていいから、金だけ置いてけ」
「早く出てけ」

私は瞬間固まりました。今でこそ、この言葉は、本家と分家のやり取りや、揉め事で大人の使う言葉を真似ただけだとわかりますが、当時そんな口を目上の人にたたくのは、ショックでした。

主人を選んで。結婚する際、主人のうちに挨拶に行きました。とてもざっくばらんでした。そして主人の弟たちはきちんと祖父母のお世話をそれなりに焼いていました。決して、口汚く罵ることはありませんでした。

「はいはい、おばあちゃん、俺それやるから」
「いいから座っておきなよ、いいって。大丈夫だよまかせなよ」

嫁いだ先がこの家庭でよかったと思いました。いい息子達を育てた義母、義祖父母。ですから、きっと色々なエピソードを子等にくれることでしょう。怒りも悲しみも喜びも驚きも、人生に大事な栄養です。

ちなみに、お盆の習慣をきちんと私に継承してくれたのは祖父です。白樺の皮を燃やして、お迎え火を焚くこと。方言がきつい祖父母との会話で私はよく、母に、

「どうしよう、おじいちゃんとおばあちゃん、宇宙人になっちゃった。」

って泣き悲しむことがありましたが、祖先を敬うことの大事さを教えてくれていた気がします。



なんでこの話書くまで忘れていたんでしょう。
とても思い出せて、心が今温かくなりました。

この話はこの辺でよろしくお願いします。


tomo

コメント (3)
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摩訶不思議100物語 第26話 「祖父」

2008-04-26 09:05:39 | 摩訶不思議100物語 & 補足
おはようございます。

雨で家事育児休業日です。主婦商売あがったりです(謎)
摩訶不思議へ行ってみます。が、今回は私の祖父の話です。できる限り、真実をお伝えします。

*********************************************************

私のおじいさんは、亡くなってから知ったのですが、相当なインテリでした。
短歌を詠むことは知っていましたが、短歌の世界ではわりに有名だったことも後で知りました。

ただ、自分の子供たちに万葉集から読めもしない当て字の名前をつけたり、小さな孫に万葉集を正座させて教えようとして、孫に逃げられたりする、そこらへんの変わりない普通のおじいちゃんだったのです。


おじいちゃんは、最後の最後にみんなを驚かせていっちゃったので、もう暴露しちゃおうと思います。


亡くなったのは、春まだ浅き頃でした。

苦しんだのは少しで、あっという間に他界してしまいました。
おじいさんは、晴れた日に、お弔いをされました。
とても死に顔は安らかで、かなり実は美男子だったということが判明するくらい、きれいなお顔でした。

大きな家の本家でしたが、現代風にこじんまり終わらせました。







それから、半年間の間に事は起こりました。
立て続けに不審死でが原因で5人の村人が亡くなりました。
「いくらなんでもねぇ」、とみんなは言葉を濁らせながら、でもなんだか連れて行かれたんじゃないかということに納得するような不審死が続いたのです。


幼児が這い上がれもしない風呂おけで、水死したり、若い人がポックリいったり、納得いかないものが多すぎました。


・・・・・・・・・そして、孫の私は夢の中で、祖父が「死にたくない。」と叫ぶのを49日もの間、毎日夢で見ていたのです。
祖父は、一人で逝くには、さびしかったのでしょうか?
偶然にしてはできすぎたことだと思いませんか?

そして、49日目でした。
主人の両親が、お香典を送ってくださいました。その日に夢の中で、火鉢に顔をつけて剥れないと騒ぐ祖父に、
「お香典もってきたよ。主人のとこのね、お父さんたちが持ってきてくれた」
と言うと、祖父が
「わかった、ありがとうよ」
と言いました。

その翌日から、私は祖父の夢を見なくなりました。

そして祖父は納得したんでしょうか。

******************************************************

補足は補足で。

この話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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摩訶不思議100話 第25話 補足

2008-04-25 17:28:09 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

アップした後でふと思いました。

林間学校の季節になって、101号室に寝ないという生徒が出ると困ります。ですので、これからは、引率した先生方に寝てもらいましょう(嘘)
大丈夫。どうせ、引率の先生方は、昼の疲れでヘロヘロで、缶チューハイの一本でも飲んだら、正体なく寝ちゃいます。で、更なるハイテンションで眠れないあなた方生徒のほうがお化けより問題アリです。


場所も覚えていますが、残念ながらその施設達(林間学校お泊り所、その中学の体育館、私の家)は、バブルで、全て更地で売却、建て直し(大工は死ななかったですし、埋めたままにして作りませんでした。)、そのまま、の憂き目を見ています。

ですので、もう現在では再現性はありません。

ちなみに、体育館ですが、建て直しする際に確かめたのですが、

「死んで埋められた大工の骨はありませんでした」

で、ちなみに、教室3-○組で心中した母と子はいました。ですが、まだ15歳で子供を生み、子供が子供を育て切れなかった「若いお嬢さん」が、自殺を図った場所だそうです。(組は伏せておきます。あえて言うなら、もも組みで)

大工の骨が出ないからって、隠蔽しているとか緘口令が出たわけじゃないですよ。念のため。で、ピアノは、講堂に出しておいたら、ボケた中学生が、余所見ドリブルしながら、衝突しただけだそうです。死んでません。
でも、少しずつ少しずつ、姿を変えながらこの話は私達の周りに残っていくのでしょう。

確かにバブルで再現性は消えました。死体埋めたまま体育館も建てる馬鹿なことももう、2007年は致しません。ですが、心中する親子はいるでしょう。で、今度はどこで、どの周波に乗って、あなたの耳に届くんでしょうか。



では本題です。

この中で黒星はだれでしょうか。



答え
朝青龍です



ではこの話はこの辺でよろしくお願いします。


tomo

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摩訶不思議100物語 第25話 「林間学校」

2008-04-25 17:08:06 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

摩訶不思議です。釜も不思議です。

************************************
今回は、林間学校で起きたことをお話します。

中学の林間学校では、夜のキャンプファイヤの時に各組がそろって、出し物をだすことになりました。


私のクラスは、その林間学校でおきたという怪談を、調べることになりました。するとこれは、どうやら林間学校だけではなく、学校の不思議とも一緒になっているみたいでした。

あらすじでは、体育館を建設中に、工事の人が死亡。(そのまま、そこに埋められたという説あり)

その後、2年E組で、亡くなった方の遺族である、奥様と赤ちゃんが、無理心中をはかり、警備員が発見。

また、それからしばらくして、体育館においてあるグランドピアノが、人がいないのに鳴り出すので、見に行った体育の先生が、誰もいない体育館に中央にすえられた(普段は舞台裏の物置にしまってある)ピアノに近づくと、ピアノから血がたれ、髪の毛が絡んでいたとのことでした。(このピアノは、使われる目的がないのに、いつまでもしまってありました。というより、誰も触るなと書いてありました。血のあとが、からからになりながら、鍵盤にしみついていたのは見ました。たぶん、事故があったのでしょう。)

それから、林間学校にいくと、101号の部屋に止まった生徒だけ、壁から出てくるあかちゃんと、「よくも私の幸せをこわして。私の赤ちゃんを返せ。」と窓から侵入してくる女の人に出会うという、怪談話でした。


いくつかの部分で真実がありながら、いまいち、怪談としては、お粗末というより、単なる、害のない恐い話ですむことだったのです。




しかし...





私は、いくつかの資料を集めたあと、シナリオを書き始めました。
すると、窓を叩く音がします。私の部屋は二階です。しかし、叩く音がします。窓を開けるとなんともありません。

・・・・・しかし、ふっとなまぬるい風が吹いたと思うと、ざーっと強い風が吹いて、原稿用紙をみんな散らかしてしまったのです。

これくらいはどうでもありません。私は、その晩いくつかの不思議な出来事を越えて、シナリオを完成させ、翌日の効果音のテープ録音まで、こぎつけました。

しかし、翌日、皆でテープ録音始めると、ちょっと・・・・・・という事件が起きました。




・・・・・・誰も入れていない、ブランクにしなければならない部分に、「ギー」っという声が入っているのです。ここの部分は、本番で、キャーと叫ぶために、あえてブランクにしてあります。しかし、「ギー」っという声が、何度録音しても入ります。

・・・・・・また、かたくり粉を使用して作った、雪の中を歩く音には、絞った音につづけて、2音ほど、その音より小さい音が続くのです。つまり、「きゅっ」「きゅきゅ」っというように、「きゅっ」だけでは、終わらないのです。始めは絞り失敗と思っていましたが、何度録音してもテープには「きゅっ」「きゅきゅ」と入るので、めんどくさくなった私たちクラスの人間は、そのまま、本番に、臨むことになったのです。


部屋番号は伏せて(知っているのは私と先生だけ、林間学校の3日目にいよいよ行われることになりました。


・・・・・実際に流してみると、なかなか夜だし、怪談だし、肝試しより、なんかおしゃれに思えました。


・・・・・しかし、その夜、実際に101号室の生徒と私に怪奇なことが起きました。

真夜中にドアを開けっ放っている101号室を不信に思った先生が覗いてみると、そこの女の子全員が、目をかっと見開いたまま、正座して窓の開いた部屋の中で、四方に座を組みながら、気絶していたのです。

助けて事情を聞いてみると、実は、壁から赤ちゃんが出てきて、窓から血迷った女の人が飛び込んできて、そこからは、わからないという事でした。



私には、夜中に両方の足を引っ張られる感じがしました。見ると、ちいさい手がにぎった跡が赤く足についていました。





この話があってから、このテープは職員室の戸棚のなかへ、シナリオはみんな集めて焼却炉で燃やしてしまいました。




こんなことってあるんでしょうか。どこから、本当の話だったのでしょうか。

**************************************
都市伝説でよくありがちな林間学校の怪談ですが、一つの現象を除けば、実は全て「マジ」です。



ではこの話はこの辺で。


tomo

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摩訶不思議100物語 第24話「洋服」

2008-04-24 16:23:58 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

摩訶不思議です。
1996年度の話になります。
*************************************

つい最近の出来事です。

久しぶりに友達に会いにいきました。すると、待っていてくれる友達が妙でした。

よく見れば、茶色の服を着て、ジャケットは黒なのに、赤い柄物のワンピースを着た女の人というように見えるのです。

「目がどうかしたんじゃないか。」

と、目をこすってみましたが、他の人の顔はダブってみえないのに、彼女だけだぶってみえます。
ぱっと見た目では、柄物を着ている女の人の印象しかありません。でも、無地の服を着ているんです。その上に黒いジャケットを着ているんです。

「ははーん。なんかあったな。」

と思った私は、彼女にそれとなく聞いてみました。しかし、なにもないようでした。






一緒にお酒を飲んでいるうちに、彼女が、トイレに立ちました。私が一人で待っていると、ウェイターが飲み物を持ってきました。

「これは?」

頼んだ覚えもないのに、持ってこられたので、

「違う場所じゃないかなぁ。」

とウェイターに言いました。しかし、ウェイターの言うには、この席でいいんだそうなのです。

「誰も、頼んでないですけど。」
と、言うと、
「赤い柄物をお召になった方のご注文ですよ。」
と返事をします。でも、

「ええっ?」

っと、私は驚きました。


彼女は、茶色の服に黒のジャケットです。
「そんな人はいない。」と答えると、
「いま、トイレにたたれた方ですよ。」と言われました。
「なにがおきたんだ?」と思いました。

だって、なんだか変じゃないですか。確かに彼女の印象は、柄物なのだけど、本当に着ている服は、違うんです。トイレに行ったのは彼女のはずです。じゃぁ、誰がそのお酒を頼んだのでしょう。でも、やりあっても仕方ないので、

「げげっ、しょうがないなぁ」と思いながら、とりあえず、そのお酒を置いてもらいました。


しばらくして彼女が帰ってきました。

「お酒頼んだでしょ?」と私がきくと、
「トイレに入る前に頼んだ。」と答えたのです。
「ああ、じゃ、これ、あなたのなのね。」というと、彼女は不信そうに私を見ました。
「今日の服は、茶色のシャツに黒のジャケットなのよね。」と、私が念を押すように、彼女に聞きました。


・・・・・怪訝そうに彼女は、うなづきながら答えました。
「その通りよ。何があったっていうの?」

私は、なんだか気味が悪くなって言いました。

「お酒頼んだって、知らなかったから、ウェイターに聞いたのよ。そしたら、彼が赤い柄物の人が頼んだって、言うのよ。それもトイレに立った人だって。それって、あなたのことなんだと思うけど、洋服のことが違うじゃない?見間違いしたのかしら。こんな明るいのに。確かに、私にも、今日はあなたに赤い柄物の印象が、ついて離れないのだけれど。」




彼女が、あっと小さく叫びました。

「今日、本当は、赤い柄物のワンピースとどっちにしようかすっごーく悩んだのよ。遅刻しちゃった位。もしかしたら、それかも。」


人の思いって不思議ですね。

*********************************
はい補足は補足で。

この話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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摩訶不思議100物語 第23話 「灯り」

2008-04-23 20:12:24 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

摩訶不思議をどうぞ。

*************************************
昔、新築のマンションに住んでいた頃のお話をします。
狭いアパートから、4LDKのマンションに移ったのは、小学校4年の頃でした。
新しく、自分の部屋がもらえるとなって、すごく嬉しい引越しでした。

もらった部屋は、日当たりもよく、8畳の部屋でした。私は、嬉しくて、部屋のレイアウトを色々考えていたのを覚えています。
まだ、自分の部屋をもらったばかりの頃、一人で寝るのに慣れない私は、ドアを半分開けてねむっていました。


ある晩、ふと気がついたのですが、ライトを消すと、ライトがミシミシ言うことに気がつきました。奇妙なもので、13秒たつと、また、ミシミシなります。なんだろうと思いました。その頃、「引越しで慣れない」と考えていたので、慣れていないし、消したらミシミシ言うライトなんだと思っていました。

・・・しかし、ミシミシがうるさいので、父親にそのことを言って確かめてもらったことがありますが、ミシミシは止まらず、私は、こわごわ、ドアを半分開けたところからもれるリビングの明かりを頼りに、毎日暮らしていました。


・・・・・それから、しばらくたった晩のこと。
ミシミシいう音で目が覚めると、枕元に誰かが立っていました。私は、お父さんかお母さんかお兄ちゃんかなと思ったのですが、どうやら違いました。

その人は、青い上下の服を着て、私の寝ているのをじっとながめているようでした。私は、なんだか恐かったので、起きずに眠ったふりをしていました。すると、青い服の人は、私に手を伸ばしてきました。「なんだろう。」を思う間もなく、その人は私がかけている布団をはごうとしていました。私は、それでも、恐くて、眠ったふりをしていました。

ドアの隙間を感じながら、誰か家族の人が起きてくるのを必死で祈っていました。その手が布団をはいだとき、私は「こりゃ、どろぼうだ。」と思い、そう考えると、いっそう恐くなって、「うわぁ。」という声を上げて、起きました。




・・・・・・すると、誰もそこにはいないのです。あまりの大声に、家族が起きてきましたが、青い服のひとの隠れるところなどありません。私は、夢でうなされたのかと思って、その日のことは、ねぼけたことですましてしまったのです。

それから、毎日、夜中に目がさめると青い服の人が枕元に立つようになりました。こっちが薄目を開けて何するんだろうと見ていると、気がつかないで、布団をはいで、一緒に寝ようとします。目をぱっかりあけて、その人を見ると、その人は消えてしまいます。そんな毎日でした。私はだんだん夜眠れなくなってきました。


ある日、本当に疲れて眠りたい日に、やはり、その人がきました。
私は、もうそのまま眠ろうという気になりました。その人は、また、布団をはいで、一緒に横になりました。しかし、その日は私が、目を開けないせいか、その人は、私の手を握ってきたのです。
それは、冷たい手でした。本当に恐いぐらいのべっとりした冷たい手でした。私は、恐くて、もう目が開けられませんでした。開けたら殺されると思ってしまいました。それほど、冷たい手だったのです。

私は心のなかで、「おかーさーん助けて」と何度も何度も家族を呼びました。でも、誰も起きてきません。その冷たい手が私の顔に触れ、頬をなでられたときに、私は、思い切って目を開けたのです。





・・・・・・・・・・・そこには、なんともいえないほど恐い顔をした、男の顔がありました。私は、そのまま、気絶してしまいました。

それから、しばらく、親の部屋で眠ることにしました。そうしたら、二度と起きなくなりました。
今も、独りで眠るとき、消したあかりがミシミシいうと、その事を思い出します。そんなときは、あかりをつけて眠ります。

********************************

補足は補足にて。

この話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo
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摩訶不思議100物語 23話 補足

2008-04-23 10:35:07 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

補足です。23話で毎日尋ねてくる青い服の男の話です。
ライトのミシミシは、実は、パタパタ鳴る音なんです。

パタパタ、パタパタ、パタパタ、・・・・・・・
「お父さん、13回鳴るんだよ、鳴るとまたしばらくして止まるんだ」
「しかし、tomoはよく、カウントしているよなぁ。俺なら眠くてだめだ。」
「ほら13回で止まった」

毎晩のことで統計済みで・・・毎晩生きていない男に付きまとわれ、その冷たい触感と、冷たい目、冷たい添い寝(笑)で、小学4年生、寝るのが怖くなりまして・・・・・・結局、16位から、薬物がないと入眠できない、入眠障害という睡眠障害の一種になりました。

今も薬物に頼ってますよ。眠りに入る時だけ。後、寝付いちゃえば、こっちのもんですし、寝入れば、夢から帰ってこれない時もあるし。なので、軽い入眠剤ですね。もう癖になったので、量も増えず、減らず・・・。



主人と暮らすことになった時、とても違和感がありました。なんせ生きてる男が横で添い寝(笑)慣れるまで苦労しました。


まぁこの話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo
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摩訶不思議22話  補足

2008-04-22 21:20:22 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

例の八柱霊園について、補足をば・・・・・


出かけた車は白いカローラではありません。
興味本位で同じことしようとする人がいるかもしれませんが、トヨタ社の宣伝でもありません。でもどうせ行くなら、カローラではなく、新型レクサスで、三台連ねて行ってください。しかもフルオプション搭載の一千万円の車。

新車をあっという間に、廃車にしていい覚悟があれば、いいんじゃないですか。
そこからは自己責任です。

その代わり、行けば、あなたの家に夜、勝手に訪れてズケズケ入ってくる、「あなたがやったことと同じこと」を返してくれる陰気臭いズクズクな奴付きです。ズクズクは気が長いので、あなたは一回しか行かないのかもしれませんが、ズクズクは、好きなだけいます。

まさにハイリスク・ハイリターン。


株と同じですが、霊の世界にストップ安なんかありませんよ。ご注意ください。
しかも大幅損切りばっかですけれどね。


投資のお申し込みは下記まで。
心霊アネックス証券
CEO バケラッタ・デ・ジョビジョバーン
TEL +000-0-469-4989(内線4989)(お化けで四六時中四苦八苦)



この話はこのへんでよろしくお願いします。

tomo

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摩訶不思議100話 第22話 「八柱霊園にて」

2008-04-22 21:06:31 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。摩訶不思議を逝ってみたいと思います。これは中々怖い経験でした。


*********************************
八柱霊園ってご存知ですか。そう、千葉県にある八柱霊園です。
今回は、あそこでの話をしましょう。

何年か前の夏、友達と白い車で、あそこに肝試しにいったことがありました。
自分の家のお墓もあって、あまり、恐い気持ちはなかったのです。


夜に出掛けることになりました。友達がそれぞれ、彼氏彼女をつれてくることになっていたんで、見知らぬ人がいたのですが、車に3台ということで、スタートしました。


・・・・・入り口に着いたのは、もう12時を大幅に回っていました。
「なんだか、なんにもなさそうだよ。」「どれどれ。」

みんなは、車を降りて、もう楽しそうに入り口に入っていきます。しかし、一人だけ、車を下りない人がいます。

「下りてないひといるよ。」
と、私はリーダー格の若旦那に告げると、若旦那は、めんどくさそうに、
「意気地がないなら、ないで、おいていけばいいんだよ。」
と言って車をみました。
「ヤローじゃん。だったら、放っておけばいいんだよ。」
そんな言葉に、私は、その男の子を、なんだか、一人残していくのは、かわいそうに思いながら、振り返り振り返り、おいていくことにしました。




中へ入ると、そこは、いつもの八柱霊園でした。区画も広い、割にこざっぱりした霊園です。
でも、直感で、昼間、お彼岸などで、くる霊園とはちょっと違う感じがしたのです。

昼は、なんだか、にぎやかな感じがして、「よく、会いに来てくれた。」という迎えてくれる感じと、懐かしさと出会いがあふれている感じがするのです。

しかし、今は違います。なんだか、自分が区域を侵している感じがするのです。友達がにぎやかに入っていけば行くほど、「怒り」が感じられるのです。

「なんだか、やめようよ。」
と私は言いましたが、何一つ、恐いことが起きないので、みんなは、ずかずか、進んでいきます。一通り、中深くまで、入ってきた頃です。全然何もおきないので、みんなは、騒ぎ出しました。



「八柱って恐いんで、有名なんだけど、ちっとも恐くないね。」「そうそう。なんか不気味な声とか聞こえるって噂なのにね。」
みんなは、そこらへんのお墓に勝手に上がり込んだり、きょろきょろしています。「やめなよ。」
と私はいいました。
「あんな本とかに出ているように恐いこと、起きるわけないじゃん。」「えー。あーいう、恐い奴、一つ期待してきているんだけどなぁ。」「つまんねぇ。」
みんなは不服そうに、ある大きな木のしたに集まって、持ってきたジュースを飲みました。


「みんな来てる?」リーダー格の若旦那が周りを見渡しながら、聞きました。

「一人は、車においてきてあるんだよね、tomoさん。」「そう。」
私はいいました。
「誰の彼氏か知らないけど、知らないひとが残っているよ。」
するとみんなが言いました。
「誰だろ。」「それって、けいとじゃない?」「そうだ。」「きっと、けいとだよ。こんなとこでびびるのは、けいとしかいないよ。馬鹿じゃん、あいつ。」
私は、なんとなくうなづいていましたが、話のけいとは、私も知っている男の子です。
「じゃーみまちがえたのかなぁ。」
と私は、言って笑いました。
「でも、なんにもおきないじゃんね。ここってさぁ。」「そうそう。ほかの墓場ではこんなことがあったっていうよ。」
とひとりが、他のお墓で出会った怪談話を始めました。すると、みんなが我先に、怪談話をしはじめたのです。




時間は、午前3時になってきました。なんだか、だんだん、寒くなってくるのがわかりました。雰囲気が怒っている感じが強いです。なんだか、手後れにならないうちに帰った方がよさそうな、感じになってきました。

「風がでてきたね。」「そう、なんだか、寒くなったね。」「もう3時だもん。」「かえろっか。」「そうだね。」

とみんなが連なって、元きた道を帰りはじめました。すると、一人の女の子がしゃがみこみました。
「お腹痛いよー。」
としゃがみこんでいます。

つらそうなその子を、私は知りませんでした。誰がフォローするんだろうかと周りを見渡しました。ご存知のとおり、私たちの中には、知らない同士もいます。誰の彼女のなのか、誰の友達なのかと一瞬周りを見渡したのです。すると、周りの人は振り向きません。

「えっ?誰が連れてきたの?」と、私は戸惑いました。そういえば、さっき、車においてきたけいとの彼女なんでしょうか。
「大丈夫?」
と声をかけたのは、愛ちゃんと、若旦那でした。若旦那は
「しゃーねーなー。じゃぁ、俺がおぶっていってやるよ。けいとの彼女なんだろ。」といって、この子をおぶっていくことにしたのです。







門のところまでたどり着いたところで、恐れていたことが起きました。
・・・・・・・・・車で待っているはずのけいとがいないのです。そのかわり、無数の赤い手のあとが、3台の車にべたべたと、天井から、ミラーからついていたのです。
「けいとは?」
みんな、無言になりました。すぐ、みんな、後ろから、女の子を背負っている若旦那の方を振り返りました。



「ギャー。」




悲鳴があがりました。


「若旦那、それっ、それって。」みんなの声にならない声に、若旦那も後ろを振り向きました。

若旦那が背負っていたのは、「小さな墓石」だったのです。


「うわーっ。」っと、若旦那も、背負っていたものを放り投げました。

「どこで、間違ったんだ?さっきの女の子は?えっ?車に残っているけいとは?」
みんなパニックになりました。


すると、メンバーのうちのこうちゃんが言いにくそうにいいました。



「言い出しにくいんだけど、けいとは家でまってるって言ってたじゃん。いるはずないんだよ。それに女の子って、女の子って誰?」


*********************************
この補足はまた補足でお会いしましょう。
ではこの話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo
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摩訶不思議 第21話 補足

2008-04-21 15:28:56 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

摩訶不思議の21話の補足です。
いやー、あの時あたりをあまり思い出せないのです。
この話以上に非常にショックなことがありまして、記憶が欠落しているんです。何かって言えば、振られたとかそんな問題じゃなく・・・・・(企業秘密)。


でも、あの女の人と目があった瞬間は、パッと思い出せるんですよ。不思議ですよね。あの顔というか目は思い出せるんです。

人の死んだとこなんて、立ち会うものじゃありません。ましてや、巻き込まれることも。何度か、人の死ぬところに立ち会ったことがありますが、とてつもなく悲しいです。



しかし、ドサっというあの音だけは、しばらく私を半狂乱にするのに十分でしたね。うーん、19話あたりのドーンって音と同じ重さの振動です。なんで自分ばっかりがこんなにタイミングがいいのかしばらく悩みました。

・・・・・半狂乱を脱したのは、3ヵ月後、大学受かって、キャンパスに好きな人が出来て・・・(不謹慎ですか、でもやっぱ重要だし)


キャンパスでもよく人が落ちてましたよ(毎年2月位)
でも、不思議なことに主人と出会って恋に落ちたら、落ちたサウンドを聞くことは少なかったですね。(あぁでも、ドーンは、主人と暮らした家の近所でしたけれど)


やっぱり、ピースな愛のバイブスで、正にポジティブで・・・・・・(謎)
何が言いたいんだかわかりません。すみません。でもなんとなく伝わりますか?


この話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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摩訶不思議100話 第21話 「落ちた人」

2008-04-21 15:10:17 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

新年で、摩訶不思議。
新春早々、不可思議なお話です。

************************************
それは、大学に行こうと思った年の暮れでした。

予備校でもらったテストが散々な成績で、しおれて帰る帰り道でした。
ふと、ビルの屋上を見上げると、女の人が立っています。

「暮れだから、屋上の掃除かな。」

と思った私は、その女の人と目が合いました。とたん、何かが、地面に落ちてきました。




「あぶないなぁ、なんか落とすなんて。」
と思った私は、それを拾ってあげようと近づきました。

・・・・・・その地面に落ちたのは、その女の人だったのです。頭が割れて血が流れています。思わず近寄ってしまった私は、腰が抜けながら、後ろに後ずさりしました。そして、「あっ、あっ。」声にならない声で私は叫びました。

「自殺だ、自殺だったんだ。」「目が合ってしまった。」

私は、誰にも通報せずに、逃げるように電車に乗って帰ってしまったのです。



その晩のことでした。
ふと、目が覚めると、布団の足元に、今日のあの女の人が血まみれで立っています。
「なんだぁ?」と慌てたのですが、女の人はじっと布団の上に乗って、近寄ってきます。

「死んだのは、そっちの勝手じゃないか。」

と私は、声にならない声で、言いました。

「私なんか、今日テストの成績が散々だったんだ。それでも生きているんだ。」

私は恐くて、支離滅裂なことを言い出しました。

「知らん。出てこられても、知らん。」

私は、なんとか近寄ってこないように、しゃべり続けるだけでした。女の人はじいっと恐い顔で、睨み続けてよってきます。

「なんだよ。なんで、出てくるんだよ。私はお間違いだよ。」

と私は半狂乱で叫びました。しかし、彼女はにじり寄って襟首をつかんできました。そのときぷちっとボタンが取れる音がしました。




「げげ、あーもうだめだ、恐すぎる」と思ったとき、私はそういえば、と思い出しました。彼女が落ちたとき、誰にも通報せずに逃げてしまったことを。「悪かった。」と言葉が自然に出てきました。そして、そのまま気絶してしまいました。




翌朝、現場に行って、お花をお供えしました。
そこに、私のパジャマのボタンによく似たボタンが落ちていました。

************************************

この話の補足は、補足21話にて。
この話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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