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ピタゴラ「不思議」スイッチ

ヘタレ霊能者朋(tomo)の幼い頃からの心霊体験話をここで載せています。

摩訶不思議100物語 第26&28話補足

2008-04-28 09:56:23 | 摩訶不思議100物語 & 補足
おはようございます。

補足のお時間です。ダブルで逝きます。

祖母ですが、49日の法要の日に夢を見ました。
ずいぶんと若い(40代くらい)祖母が、身支度をしていました。それこそ、伽半をつけて、わらじをつけて、笠をかぶって・・・・白装束のお遍路さんみたいな格好です。

私と言えば、お見送り用に喪服を探しているのですが、見当たらない。ぐずぐずしていました。

すると、そこへ、やはり白い装束を身につけた若い(40代くらい)男が来ました。祖父でした。


そして、祖父と祖母は、準備ができて、「もうありがとうよ」と私に手を振って煙の中を遠くに歩いていってしまいました。

私はそのとき、祖父が迎えに来て、二人は本当に逝ってしまったんだと悟りました。人間死ぬとき、一番自分の美しかった楽しかった時期に戻るのかもしれません。夫婦というのは、こういうものなのかと思いました。

二人が私にくれた愛情は、掛け値なしの本物でした。朝早くから働き、夜遅くまで仕事をする背中。稲の籾殻で炊き上げたご飯。薪割りとお風呂のくべ方。お餅の杵つき、よもぎ摘み。畑から、採れたばかりの野菜の甘み。おいしさ。生みたて卵のおいしさ。川のせせらぎ、美しい水の色。泳ぐ魚。森の中の空気。池で冷やしたスイカのおいしさ。

そして、祖父も祖母も、できる限り物の色々な仕組みを私に教えてくれました。いつでも質素で簡素な古きよき時代のことを思い出せるように。

祖母は言いました。

「財産は頭の中に入れておきなさい。頭の中に入っていれば盗られることもない。そして、更なる資産を生み出すこともできる」


私は今、はっきりと思い出せます。深い愛情に包まれて育った子供時代を。幸せだった自分の子供時代を。無条件の愛情を注いでくれた祖父母と両親。不幸だと嘆いたこともありました。ですが、きちんと思い出せば、確実に幸せは私の手のひらに、まだぬくもりを残して残っています。

だから、私はこの温かい愛情を次世代に繋いでいかなくてはいけない。

どうやって、うまく伝えていけるでしょうか。それを考え、継承していく、これが、これからする私のする心の鍛錬なのでしょう。

できる限りあまねく子供たちに伝えたいと思います。
うわぉ、すっごいまじめな文章でした。
この話はこの辺でよろしくお願いします。


tomo

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