濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

お天道様(おてんとうさま)

2016年01月25日 | ひとりごと・・

全国的に大荒れの天気!それは、北風小僧の寒太郎の仕業でもなく、過去最強!!
大寒波のせいであり、、西日本を中心に物凄いことになっている

昨日(24日)、奄美大島では115年ぶり!また、沖縄でも39年ぶりに雪が観測された
また、九州でも雪が降っており、普段は雪とは無縁の佐賀や宮崎でも雪が降り、
坂の街「長崎」では49年ぶりに観測史上1位の記録を更新するなど交通網はパニック!

北海道、東北、そして北陸など、雪に対する備えのある地域であればさほど問題はない
しかし、普段は雪とはまったく無縁の地域だけに大混乱!するのも無理はない
沖縄では、あまりの寒さに色とりどりの魚が仮死状態となり、浜に打ち上げられていた

さて、日本人は、古来より、太陽、海、川、山、岩、木、水、天候などの森羅万象には、
必ず神様が宿っていると考えられてきた。今風に言うと“パワースポット”ってーやつ
つまり、人間の力の及ばない偉大な力に対して畏敬の念を持ってきた

そのなかでも、太陽(お天道様)に対する思いは特別なものがあり、天照をはじめ、
太陽にまつわる神話やいい伝えは他の森羅万象とは比べ物にならないほど多い
天の道と書いて「お天道様」

お天道様と人間の間には、洗礼のように目に見える契約もないし、聖書やコーランのような
教えの書もない。つまり、神道には教えの書物がないということになる

神道では、「清明心」(きよきあかきこころ)という考え方だけが存在する
これは、色川の大将がよく云っていた「お天道様に申し訳ない」に相通ずるものがある
「清らかで、明るい心。くもりがなく、すがすがしい心。やましさのない、晴れ渡った心」

自然そのものに教わり、自然を敬い、自然と共存する
これこそが、日本人の信仰心の一部だと教わった。なぜ一部?かといえば、
先祖をお祀りすることなども日本人にとっては大切な信仰だから・・・

古より、この考えが日本人の根底には流れているんだね
その心こそが、日本人の清潔好きや、お人よしの精神、職人さんのものづくりの精神、
調和を重んじる文化などに表れている

人間の悪事に対して、ほかの人間が誰も見ていなくても太陽はきちんと見ているのだから、
どんな時でも悪事ははたらいちゃいけない!これは、太陽そのものを意味しているんじゃない!
神や仏といったものの象徴として扱われているってー証拠だよ

間抜けなやつは、「お天道様が見ているって言ったって、悪党はのさばるばかりじゃないか」
てなことをいうが、けして、お天道様は、何人にも罰を与えたりなんかはしない
なぜなら、お天道様は、「愛」と「法則」で成り立っているから。それが「天の道」

「誰も見ていなから」と悪事を働いて逃げたとしても、いずれ法則が自分を裁く
誰も気づかないところで善行を行ったのなら、のちのち大きな愛となって返ってくる
「お天道様が見ている」というのは、この世には常に愛と法則が働いているってーこと

手の届かないとこにいると思っていたお天道様。実は自分の中に在る。愛と法則として・・・
だから、晴れていようが曇っていようが、真っ暗な夜だろうが、「お天道様は見ている」

こればかりは逃れようがない!逆に言えば、愛と法則に則った生き方をしていれば、
「お天道様がかならず見ていてくれる」ということになる
つまり、「お天道様」とは、未来の自分自身を意味してるんだよね

ただし、この記録的な寒波で大雪が降った地域
できりゃ~~いますぐにでも、太陽の眩しく雪を解かす日差しが欲しいところだね!
これは「太陽の恵み」、お天道様、つまり、天の道とは異なるってーこと

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