群馬で闘う!「伝説」社長のブログ

『伝説』グループ社長、根木寛正の日々の雑談です。

同じことをやってもダメだと思うが…

2006年08月04日 | 見たこと、聞いたこと
気がつくと、店名が変わっている店を発見することが、最近特に多い。
オープンしてほんの数ヶ月で店名が変わっていたりする。
その変わり方も、建物も店の感じも以前のままで、店名だけ変わっている…。
同じ業種で、同じ場所で、同じように営業すれば、それはダメなのがわかっているのに…。
そして、数ヶ月すると、また別の店名に…。
開業時の費用をなるべくかけずに出店して、ダメだったらすぐに撤退する…。
その繰り返しが最近気になるのだ。

自分の所にも、物件の話は数多くやって来る。
今日、初めてお会いした不動産屋さんも閉店する店舗をそのまま引き継いでもらえないか…という話だった。
現在、営業している店で、現在の店舗設備を一式○○○○万円で買い取って欲しい…ということ。

夕方、その現場まで行ってみた。

撤退したいのだから、もちろん人はほとんどいない…。
夜の飲食店ピーク時まで様子を見ていたが、賑わう気配はない…。

これは無理だろう…という判断になる。

同じ場所で、同じ業種でも、自分たちがやれば繁盛店に変わる…という考え方は、よほどの特徴がない限りは無理だ…。
よほどの特徴…、それは「美味しい」とか「サービスが良い」とか、その程度ではダメなのだ。
以前は、比較対象が少なかったから何とかなることもあったが、今はダメ…。

同じ場所でやるなら、最低限業種は変えて、店の雰囲気もガラリと変えて、まるっきり違う店にしないとダメだと思うのだ。

以前、自分もそれで失敗した訳で、最近あちこちで見かける「気がつくと店名が変わっている…」という出店は、まずうまくいかない…と思っている。

一時期、この周辺でらーめんの「黒船」が一気に出店した。
あちこちに…。それこそ変な立地の空き物件にも出店していた。
「黒船」は、ラーメン界のカリスマ「ちゃぶ屋」の森住氏がプロデュースした店…というのが看板だった。
…で、そうした店舗がここにきてあちこち撤退…だ。
ただ単に店舗数が増やしたかったのだろうか…?

そして、その「黒船」の撤退物件にまたラーメン屋さんが…。

難しいと思うが…。

(写真は、本文とは関係なく、「センター」への新しい導入機器の設置を検討する機械メーカーさん達…)

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