窓占拠中

クリスマス・キャロル

クリスマスキャロル


全米興行収入の上位に位置する映画っちゅうこって
土曜日見に行ったのですが
封切から時間がたってるせいか
観客は７人・・・
わし以外はすべてカップルでした。
むかつく・・・


そんなことはどうでもいいんです

ストーリー

守銭奴のスクルージは、町の嫌われ者
嫌われようが何しようが、金がすべて
事務所の暖房までケチるし
寄付を募られると、金の無い奴はみんな死ねばいい
とまで言い切る始末
ところがクリスマス前日の夜
亡霊が現れ、スクルージを「過去」「現在」「未来」へ連れて行く
そこで見た自分の姿に、スクルージは・・・・


こんな感じです
すごくリアルなアニメーション映画
まるで実写かと思わせるデティール
吐く息までがリアルです

それは良いんだけど
なんちゅうか、偽善の匂いがぷんぷん
まるで２４時間テレビを見てるような気分に浸ります

前半、スクルージの悪行をあげつらうのですが
いたって普通。そんなに悪い奴には見えません
寄付を募りにくる町内会か市会議員かわかりませんが
仕立てのいい背広を着て、ぶくぶく太ったてかてか野郎が、
寄付をするのが当たり前みたいなことをスクルージにいうんですわ。
１銭も払わず、金に困った奴は死ねばいいとまで言い切る
スクルージにすこし共感を覚えましたね。
デブたちが食うのを減らしてその金を寄付しろよ

それが、なにやら亡霊が現れて
過去、現在、未来とスクルージを振り回し
過去はこんなに素直だったぞ
今はこんなに嫌われてるぞ
お前の部下は、障害者を抱えて苦労してるぞ
そんなお前には幸せな未来は、ないぞって
脅すんですわ

それだけで、コロッと性格が１８０度変わってしまい
寄付はするは、部下の給料は上げるは、
親戚に好かれようとおべんちゃらは言うは
なんなんだよ？！その変わりようは！？
見ていて吐きそうになったわ


おれは、偽善につばを吐きかける
スクルージの方がすきだなあ～