精神世界と心理学・読書の旅

精神世界と心理学を中心とした読書ノート

『あるがままに』ラマナ・マハルシ(2005年、ナチュラルスピリット)(2)

2007-09-30 16:25:28 | さとり・覚醒
ラマナ・マハルシは、心の源は身体の特定部分に精神集中することによってではなく、「私」という想念に注意を払い続けることによってのみ発見されるという。しかし、「私は誰か?」という問いへの答えは、心によっても、心の中にも見出すことはできない。真の答えは、心の不在の体験のなかにしかないからである。

「『私』という想念を捕まえなさい。そうすれば静かになる。『私』という想念の源をたどりなさい。そうすれば、ただ真我だけが残るだろう。」「『私、私』と考えなさい。そしてその他のすべての想念を除き、『私』だけを思い続けなさい。」p132

こうした言葉からラマナ・マハルシの説いた方法が推測できる。何よりもまず、「私」という想念に注意を払い続ける。「私は誰か?」の答えは、言葉によっては与えられない。それは真我の中ににのみある。必要なのは、「私」という想念に注意し続けることだ。そうしていれば、その想念がどこから生じてくるのかが自ずから明らかになるだろう。そんなことのような気がする。

ラマナ・マハルシは、「私」という想念への自覚を伴う修練なら、どれも真我への有効な手段だと、つねに主張していたという。日常生活においても、瞑想中に、想念が生まれたらそれを「想念」「思考」とサティする。そして、「私の想念」と確認する。こうして「私」という想念に集中し続けることは、可能だろう。私自身、こうした形で実践していきたいと思っている。

こうしてマハルシの本を再読したり、文章で確認したりすることで、その方法を自分自身の生活の中に取り入れていくことができるだろう。今後も彼の本を読み続けていきたい。

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