岐阜県羽島市立正木小学校教諭三輪知広（30）少女の裸動画、送信

羽島の小学教諭逮捕　少女の裸動画、送信疑い

岐阜新聞Ｗｅｂ 1月9日(金)12時59分配信

　岐阜県警少年課と岐阜羽島署は8日、児童買春・ポルノ禁止法違反（提供）の疑いで、羽島市立正木小学校教諭三輪知広容疑者（30）を逮捕した。

　逮捕容疑は昨年5月5日、18歳未満で上半身が裸の少女が映った動画データを、インターネットを利用して県外の男性に送信した疑い。

　同課によると、自宅から押収したパソコンには送信した動画が残っていた。「間違いありません」と容疑を認めているという。動画には複数の少女が映っていたが人物は特定できておらず、データの入手経路を捜査している。

　三輪容疑者と男性はネットを通じて知り合った。県警は昨年10月、他県警からの情報提供を受け、捜査を進めていた。

　羽島市教育委員会によると、三輪容疑者は2013年4月から同校で勤務。現在は6年生の学級担任で、始業式があった7日も通常通り勤務していた。

　逮捕を受け、伏屋敬介教育長、鈴木清人校長が羽島市内で会見し「善悪の判断を教える教育者としてあってはならないことで、決して許されない行為で誠に遺憾。児童や保護者、市民を裏切り、深くおわびする」と謝罪した。
「自分の子ども映ってないか」保護者ら動揺

　羽島市立正木小学校教諭の三輪知広容疑者（30）が児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されたことを受け、同校は8日夜、保護者を対象にした説明会を開いた。「まさか自分の子どもが通う学校でこんなことが起きるなんて」。保護者らに動揺が広がった。

　説明会には保護者約160人が出席、約1時間半に及んだ。「今後、子どものケアはどうするのか」など質問が相次いだという。

　出席した40代男性は「警察の捜査があると言って、肝心なことは把握できてない感じだった」。40代女性は「送ったとされる動画に自分の子どもが映っていないか心配」と話していた。

　同校では今後、児童に対しスクールカウンセラーによる心理的ケアを図っていく方針。