nauhts の山歩き記

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烏帽子岳~不動岳~船窪岳 縦走

2013年07月11日 | 北アルプス・立山
2013年7月11日(木)
早々に梅雨明けし猛暑が続いているが、連日にわか雨や夕立でお出掛けが出来ない。
やっと降水確率20%で、夕立もなさそうなので、八ヶ岳完全縦走以来の日帰り登山へ。
夏山シーズンが始まったとはいえ、本当に混むのは7月10日過ぎから
8月20日過ぎまでである。 今年は今週末から本格的に混むだろう。
富士山も候補にあったが、今年は世界遺産登録で、例年以上に混みそうなのでパス。

『日本全国に「えぼし」と名のつく山は70座前後あり、その中で最も標高の高いのが、
北アルプス裏銀座北玄関にある烏帽子岳である。』 とあるが、昨年縦走した南アルプスの
三伏峠と小河内岳の間にある烏帽子岳の方が約98mほど高く、2726mである。
ちなみに自宅近くにも烏帽子岳(2066m)があり、市内全域から見ることが出来る。

 

 

 

04:25 予定より少し遅れて、自宅出発
05:50 現地、七倉ダム駐車場着。 自宅より約81km         1070m
06:15 朝食と準備を済ませ、スタート
07:00 高瀬ダムまでは一般車が入れないので、ここまで車道を歩く
07:20 約5km強、ダム堰堤上部を渡る                  1350m

07:50 駐車場から約1時間35分。ここで水の補給をし、登山開始  1400m
10:20 登り2時間30分、烏帽子小屋。 ここの登りは結構キツイ   2250m
10:45 烏帽子岳分岐
11:05 烏帽子岳頂上。 セルフで記念撮影をし、10分ほど滞在    2628m
11:25 再び分岐点まで戻り、縦走を開始

七倉ダム脇ゲートから高瀬ダムまでは5km強。一般車は進入不可。
乗合タクシー1台2100円で行くことは可能だが、1時間ほどなので歩くことに。
ロックダムの下から石垣を直登しようかと思ったが、禁止の看板で道成りに歩く。
堰堤を上がるだけで、約20分も費やしてしまった。
堰堤を渡り、トンネルを抜けた河原に架かる吊り橋を渡る。
キャンプ場を通り抜け、ブナ立尾根登山口まで、駐車場から約1時間35分。

ここが最後の水場、手足と顔を洗い、しっかり補給して登山開始。
北アルプス三大急登というが、それほど大したものではない。
本格シーズン前の平日、流石にまだ少ない。4組5人の先行者を追い抜く。下山者2名あり。
登山口から2時間30分、駐車場から4時間05分、烏帽子岳山荘に到着。休憩者は誰もいない。

小屋情報によると、野口五郎岳往復約6時間、船窪縦走約8時間とのこと。
八掛けで計算すると、縦走してもギリギリ下山出来そう。
早々に烏帽子岳へ向け出発。 こちらから見る烏帽子岳は見事、これが見たかった。
縦走路は頂上を通らないので、分岐点から往復する。 約40分
向こうに見える船窪岳はかなり遠い。行くか戻るか迷いながら、縦走決定。

 

 

 

 

12:25 南沢岳 (2625m) 途中で昼食を済ませ、雪融け水を補強
13:35 不動岳 (2595m) ここまで所々に残雪があり、ルート探しに手惑う
15:00 船窪第2(2459m) ここまでのアップダウンがきつく、距離も長い
15:45 船窪岳 (2341m) いくつかの大小のピークを越える
16;40 船窪テン場

17:00 船窪小屋 下山時間を考慮すると休憩している余裕はなく、即下山へ
17:25 天狗の庭 見通しが利き気持ち良い
17:50 鼻付八丁 下りでもかなり大変。 荷物を担いだ登りなら相当きつそう
18:15 岩小屋  一向に下へ近づかず、気持ちだけが焦る
19:30 辺りはもう暗くなって、やっと登山口のバイクの元へ戻る
21:25 途中で大町駅に寄り家へ電話。 17時間のお出掛け、無事帰宅

尾根筋は富山県側からの西風が強く、帽子も吹き飛ばされそう。
気温20℃ながら、寒く感じる。 木陰へ入ると暑い。
南沢岳、不動岳までは、あちこちに残雪あり。 夏は池になるようだ。
不動岳から見ても船窪岳まではまだかなり遠い。おまけにアップダウンもきつそう。
ここまで来てしまったからは、もう行くしかないと気合を入れ先を急ぐ。
燕岳~大天井岳の縦走と比べ、アップダウンの数と高さが想像以上に大きく、時間をロス。

船窪乗越から登りは、足腰の疲労と体力の消耗により、この上なく辛い。
やっとで船窪テント場へ到着。 トイレはあるが、小屋から15分ぐらい離れている。
最後の力を絞り切って、17時、船窪小屋へ到着。 縦走路では誰とも会わなかった。
管理人の話しによると、下りは早い人で2時間半とのこと。

日没が19時過ぎなので、夕暮れの明かりは19時半が限界。
無理せず小屋に泊まるという手もあるが、財布と免許証はバイクへ置いて来ている。
躊躇している暇はないので、即下山へ向けて出発。
足腰に来ているので、下りもかなりキツイ。 鼻付八丁の登りは更にキツイだろう。

下に七倉ダムがチラチラ見えるが、中々近づかない。
気持ちは焦るが、水切れによる水分不足と、以前痛めた左脚靱帯が痛み、しばしば休憩。
谷筋の水音も段々近づいて来るが、まだまだ傾斜は続く。
木陰の下ではもう薄暗く、見えるのがもう限界になった頃、やっと登山口へ下りる。
バイクまではあと4~5分、もう安心。

夕方には戻ると言って出たので、家へ連絡をしたいが、ケイタイを持っていない。
七倉山荘に電話があるかと思ったが、誰もいない。
市内へ戻れば何処かにあるだろうと、ヘルメットも被らず下りた身支度のまま帰路へ。
電話ボックスはなく、最近のコンビニには公衆電話がないところが多いが、そのコンビニもない。

駅と道の駅には必ずあるはずなので、20時過ぎ大町駅へ寄る。
何処にあるのか分からず、駅員に尋ねると、駅舎横の公衆トイレの前とのこと。
もう公衆電話は時代物となり、利用者は殆どおらず、冷遇の身になってしまったのだろう。
久しぶりに真っ暗な夜道を走り、21時25分、出発から17時間で無事帰宅。

 

     
         (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 


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2 コメント

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電話ボックス (iina)
2013-07-25 08:11:25
さいきんは、公衆電話ボックスを見かけなくなりました。

当方も携帯を持たぬものですから、すこし不便です。
Unknown (nauhts)
2013-07-25 20:24:17
最近のケイタイ普及率は凄いですね。
持っていない人は本当に稀です。

それに伴い、公衆電話が姿を消しました。
年に1~2度、出先で電話を掛けたいことがありますが、探すのが一苦労です。

それだけの為にケイタイを持つのもバカらしいですねぇ~。

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