短編小説集。いまいちでした。辻仁成は初めて読んだけど、長編の方がいいのかなぁ。表題作の中で、ある老人が言った「一瞬が永遠になるものが恋、永遠が一瞬になるものが愛」という言葉はすっと心に残りましたが。
まどろみつつ
つくる
時間が好きだ。
現実ではない
何かに遇える。
朦朧とし
倒れこみ
彼の世と
此の世を
ふらりふらり
散歩する。
向こう側からやってくる
何かに出合う。
無理やりに起きても
其処にあるのは
異界の現実。
出合った後の現実だ。
だから僕は
倒れるまで
つくってやる。
つくり続けてやる。
つくる
時間が好きだ。
現実ではない
何かに遇える。
朦朧とし
倒れこみ
彼の世と
此の世を
ふらりふらり
散歩する。
向こう側からやってくる
何かに出合う。
無理やりに起きても
其処にあるのは
異界の現実。
出合った後の現実だ。
だから僕は
倒れるまで
つくってやる。
つくり続けてやる。