初夢に小さき人を踏んでしまふ
夜濯やときどき消える蛍光灯
くちづけの前どんぐりを拾いましよ
いなづまや水槽の魚しづみがち
家の形のスポンジが。
そこらじゅうに転がっている。
ふわふわで軽いから。
風が吹いたら飛ばされる。
僕らは中に住んでいるから。
飛ばされたらごろごろ転がる。
定まるところがないことは。
ふわふわで。
楽しげなり。
ヌー。
ああなんて気になる。
なんだその名前。
なんててきとうだ。
ヌー。
ああ君たちが。
とても気になるんだ。
遠く離れた世界で。
どんな人生を生きているのだ。
人生じゃなくてヌー生か。
ヌー。
知っているふりをしても。
何も知りはしないのだ。
顔の模様も。
うろ覚えだけど。
僕は君が気になるんだ。
ヌー。
どうしてそんなにも。
どうでもいい存在として扱われるんだ。
こんなにも素晴らしい眼差しを。
秘めているというのに。
よくは知らないけれど。
ヌー。
多分僕は君が好きなんだ。
いつか会いたい。
いつか会いに行く君に。
必ず。
でも遠いから。
やっぱ分からない。
遠くで想う。
君を。
ヌー。
もっと知りたい君を。
でも調べはしない。
知らない方が。
いいことだってあるんだよ。
本当のことはきっと。
君しか知らないのだから。
本秀康のださかっこよさはレコスケくんで育ったんだな。
ださおもしろさは最初のうちからあるけどねしっかり。