7月31日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
自分自身への説得
説得というものは、他人 に対するものばかりとは限らない。自分自身に対して、説得することが必要な場合もある。自分の心を励まし、勇気をふるい起こさねばならない場合もあろう し、また自分の心を押さえて、辛抱しなければならない場合もあろう。そうした際には、自分自身への説得が必要になってくるわけである。
私がこれまで自分自身への説得をいろいろしてきた中で、いまでも大切ではないかと思うことの一つは、自分は運が強いと自分に言い聞かせることである。ほん とうは強いか弱いかわからない。しかし、自分自身を説得して、強いと信じさせるのである。そういうことが、私は非常に大事ではないかと思う。
2013年7月31日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)
天声人語
▼3年前のきょう、小欄はこう書いた。「おとといの民主党両院議員総会の有り様に、この党を見限った人もおられよう」。やはり参院選が戦われた夏だった。自民1強体制が固まった7月の言葉から
▼ 今回、ネット選挙が解禁となった。東京経済大教授の西垣通(にしがきとおる)さん(64)は「ネットは切実な政治的議論の場としては未成熟」と見る。炎上 など負の側面もある。「ネット上でも自分を賭して責任ある発言を投げかける文化をまず育てたい」▼原発も問われた。事故の衝撃が風化していないか。沖縄出 身で、福島原発に40年関わってきた技術者の名嘉幸照(なかゆきてる)さん(72)は、「かつて沖縄で、『俺たちは日本人ですか』と本土の人によく言っ た。同じ言葉を福島の人に言わせたくない」
▼憲法論議は深まらなかった。家族は助け合えと自民党の改憲草案は促すが、生活に困る人々を支援している府中緊急派遣村の松野哲二(まつのてつじ)さん(64)は懸念する。「幸せな家族をつくれない人は、淘汰(とうた)されて当然、という国になりかねない」
▼広島、長崎の日を前に米国の元国務長官コリン・パウエルさん(76)が本紙に答えた。「まともなリーダーならば」核兵器を使おうなどとは決して考えないだろう。「使わないのであれば基本的には無用だ」
▼ラーメンの歴史を研究する英ケンブリッジ大准教授のバラック・クシュナーさん(45)が言う。「中国はラーメンの『領有権』までは主張してません。日中間に建設的な未来を築く道はまだ開けています」。かくあれかし。
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