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11月22日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
弁解より反省
仕事でもなんでも、物事がうまくいかない場合、必ずそこに原因があるはずである。だからうまくいかなかったときに、その原因を考えることは、同じ失敗を重ねないためにも、きわめて大切である。
そのことは誰もが承知しているのであるが、人間というものは往々にしてうまくいかない原因を究明し反省するよりも、「こういう情況だったからうまくいかなかったのだ。あんな思いがけないことが起こって、それで失敗したのだ」というように弁解し、自分を納得させてしまう。原因は自分が招いたことである、という思いに徹してこそ、失敗の経験も生かされるのではないだろうか。
筆洗
2013年11月21日(東京新聞TOKYOWeb)
▼二人の少女がケーキを公平に分けるにはどうするか。一人が自由に切ってもう一人が好きな方を先に選択する。そう合意すれば、公平に分けられる。英国の十七世紀の政治哲学者、ジェームズ・ハリントンは権力分立の大切さを説明するのにこのエピソードを使った
▼不公平な切り方をすれば相手に大きい方を選ばれてしまう。合意と手続きによって公平を確保する考え方だが、実際にこんな分け方をする子どもはいないだろう。いるとすれば少女たちは相当、おなかが減っている
▼最高裁大法廷は一票の格差が最大二・四三倍だった昨年の衆院選について「違憲状態」という判断を示した
▼「違憲」でなくとも国会は格差解消を急がねばならないが、問題が難しいのは国民にケーキの損得が見えにくいことだろう
▼憲法で国民は法の下の平等を約束されているが、一票の価値は都市部では軽く、地方では重くなるといわれても、都市部の人間が日々の生活で「損」を生々しく感じることはない。地方は疲弊しているから「いいじゃないか」と思う人もいる
▼こう考えてはどうか。有権者と国会議員にある政策の是非をアンケートしてみる。人口に完全比例していない以上、双方のアンケート結果は異なるはずだ。国民と国会議員が同じ声にならない。国民は「民意の反映」というケーキにもっとおなかを減らした方がいい。
☆ 今日も皆様にとって良い一日でありますように ☆
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