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1月26日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
短所四分、長所六分
人間というものは、誰でも長所と短所を持っている。だから、大勢の人を擁して仕事をしているのであれば、それぞれに多種多様な長所と短所が見られる。
その場合、部下の短所ばかりを見たのでは、なかなか思い切って使えないし、部下にしても面白くない。その点、長所を見ると、その長所に従って生かし方が考えられ、ある程度大胆に使える。部下も自分の長所が認めてもらえれば嬉しいし、知らず識らず一生懸命に働く。しかし、もちろん長所ばかりを見て、短所を全く見ないということではいけない。私は短所四分、長所六分ぐらいに見るのがよいのではないかと思うのである。
【コラム】筆洗
2014年1月25日 東京新聞 TOKYO Web
▼年末年始を過ごした福島県の会津で、苦い話を聞いた。ある町は放射能汚染もさほどひどくなく、原発事故後も山のキノコを食べることができた。だが昨秋、ついに検出された
▼雨水の流れ、落葉と腐植。自然のめぐりが薄く積もった放射性物質を濃縮させ、それをキノコが吸ったのだろう。山の幸を楽しみにしていた人々も山に入らなくなった
▼クマが人家近くの田畑にまでやたらと現れるようになったとも聞いた。かつては猟師らが山に踏み入って仕留め、肉などを売っていたが、それも汚染でできなくなった。イノシシも同じだ
▼県はイノシシ捕獲の奨励金制度もつくった。しかし猟師らは嘆いているそうだ。「おれたちは殺生するために捕りたいんではないんだ」。山の幸としていただくこともできず、ただ「処理」するために撃ち殺す。それが耐えられないというのだ
▼もともと農林業不振で昔のように山に人が入らなくなり耕作放棄地も増えていた。「野生動物の生息圏も変わってきたのでしょうが、事故のために、そういう動きに拍車が掛かったのかもしれません」と県の職員は話す
▼首相は施政方針演説で福島などの「産業や生活インフラの再生を後押しする」と言った。心してほしいのは、あの事故は今なお、人と自然のつながりを、断ち切り続けているということだ。その再生は、果たして可能なのだろうか。
【社説】東京新聞TOKYOWeb
通常国会始まる 国の針路を誤らぬよう
2014年1月25日
きのう始まった通常国会を、安倍晋三首相は「好循環実現国会」と位置付けるが、集団的自衛権や原発政策、特定秘密保護法など重要課題が山積だ。国の針路を誤らぬよう、議論を尽くしてほしい。
首相は、今後一年の内政・外交方針を示す施政方針演説で「この国会に問われているのは『経済の好循環』の実現だ。景気回復の実感を、全国の津々浦々にまで、届けようではないか」と強調した。
経済の好循環実現は重要だ。各種経済指標に好転の兆しはあるものの、国民の多くは景気回復を実感するに至ってはいない。四月には消費税が増税され、景気の腰折れも懸念される。
政府はこの国会に、経済成長を促すための三十二法案を新たに提出する。国民が暮らし向きの向上を実感するにはどうすべきか、まずは徹底的に議論すべきである。
ただ、この表看板に惑わされるわけにもいかない。国の針路を決める重要課題が山積だからだ。
まずは第二次内閣発足後、首相が初めて国会演説で言及した「集団的自衛権の行使」である。
首相は、有識者懇談会の報告を踏まえて「対応を検討する」と表明したが、第一次内閣で始動したこの懇談会はかつて行使容認の報告書を出したことがある。
その後、メンバーの入れ替えもなく、四月にも提出される報告でも、行使容認となる見通しだ。
集団的自衛権の行使について、歴代内閣はこれまで、憲法九条で許容される自衛権の範囲を超えるとの見解を堅持してきた。先の大戦の反省から、専守防衛に徹してきた「国のかたち」でもある。
それを一内閣、それも私的な懇談会の報告書を基にして変えることなど許されようはずがない。国会での徹底追及を期待したい。
原発について、首相は「原子力規制委員会が定めた世界で最も厳しい水準の安全規制を満たさない限り、再稼働はあり得ない」と述べたが、同規制委の手続きさえ経れば再稼働させることと同義だ。
国民の運命を左右する原発政策は、東京都知事選でも争点化しており、なし崩しの再稼働容認は許されない。国会を含めた国民的な議論に付すべきである。
与党が昨年、成立を強行した特定秘密保護法に、首相は演説で全く触れなかったが、法律の乱用や人権侵害の懸念は解消されず、首相自身も説明不足を認めている。
民主、共産両党は廃止法案を提出する予定だ。法案の要不要も含めて審議し直すべきである。
☆ 昨日は若草山の山焼きを見ました。花火も綺麗でした。今日も寒いですが皆様にとって良い一日で有りますように。☆